先輩方の愛が重い (ページ17)

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「A」

『あっ！マーク先輩、アニョハセヨ！』

後ろから名前を呼べば、花が咲いたような笑顔でこっちを振り向いてくれるA

俺はみんなみたいに無理に追わないようにしてる笑
だってそんなことしてAに嫌われたくないからね

Aは少しNCTメンバーを警戒してる(それはこっちが悪いから仕方ない)けど、俺にはかなり懐いてくれてるっていう自信がある

ダンスチャレンジのお願いをしたら、快くふたつ返事で受け入れてくれた

ダンスチャレンジっていいよね

振りを教えるときとか、一番最後とか
普段よりも近づくことができるから

SF「はい！OKです！」

「ありがとうございます！」

近くにいたスタッフさんにお願いして撮ってもらった

早速確認してみると、画面の中には楽しそうに踊った後に幸せそうに俺の近くに来てくれるA

俺達がAの話をし過ぎたせいなのか、シズニの大半がAに惚れてるから、文句を言われることなんかない

イケメンだし身長だって俺と変わらないけど、それでもAは俺にとって、可愛くて守りたい女の子だ

『先輩、ありがとうございます！』

「そんな、お礼を言うのはこっちの方だよ。いきなりだった
　のにありがとう」

『いえ、そんなことありません！私、憧れの先輩とダンスチ
　ャレンジできてとっても幸せです！』

"憧れの先輩"

俺がAの前でとるべき姿

でも、最近その言葉を聞くとすごく苦しいんだ