Addiction to you (ページ21)

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「それでは最後にドゥルさん、お願いします！」

最悪だ。よりによって恋愛系のインタビューだなんて。デビューして1年ちょっとのアイドルに何聞いてんだ。それもみんな無難に答えやがって…。

「恋人に求める、理想のタイプってありますか？」

『うーん、そうですねぇ…。詳しいことは自分でもよく分から
　ないんですけど…この職業を理解してくれるっていうのは絶
　対ですね。あとはとにかく私のことが好きな人…かな？』

YW「私のことが好きな人だって！ヌナ可愛い♥」

TY「こらヨンウや、」

「それでは、その"とにかく私のことが好きな人"について
　教えていただけますか？」

『私のことを一途に大好きって言ってくれる人がいいんです
　無償の愛をくれる人って言うのかな？すみません、よく分
　からなくて…。』

自分でも分かってないのに上手に説明できるわけない。
下手なことを言ったら変な目で見られるのはこっちの方だ。

「その、私…さっきドゥルさんがメイク中のお話を聞いてしま
　って…。よければ聞かせていただけますか？」

やっぱり聞かれてたんだ。まぁ、まずい内容は話してないしいいかな。

『はい、構いませんよ。』

「恋愛をしたことがないと仰っていましたが…」

『そうですね、12歳で練習生になったのでそこからはとにか
　くアイドルになることに必死だったんです。地元にいると
　きも全然そういう体験なくて…。』

「ドゥルさんは作詞作曲を担当されているんですよね？よく
　恋愛系の歌詞を書かれていると思うのですが、経験なくて
　も書けるものなんですか？」

『本やドラマからインスピレーションをもらっています。』

「そうなんですね。」

「これからはどうですか？」

これから、って言われたってなぁ…

『今は、アイドルをしてる間は、とにかくADDICTALとWayの
　皆さんを大切にしたいんです。さっき言った"無償の愛を
　くれる人"っていうのも今の私にとってはWayの皆さんなん
　です。だから今は恋愛には興味ありません。』

「ドゥルさんの恋人はWayの皆さんみたいな感じですか？」

『まぁ、そうなるんですかね笑』
　