Addiction to you (ページ20)

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理想のタイプページ20

you

「Aって好きな人いたことあるの？」

私の顔にファンデーションをペタペタしながら女子高生のテンションで聞いてくるメイクオンニ。

中々のところを攻めますな。

今日雑誌の撮影とインタビューだよ？
編集部の人近くにいるよ？

YW「ヌナの好きな人⁉」

SJ「知りたい!!」

ここにもいたわ、女子高生。

『いませんよ、今も前も。』

TY「いないの!?」

LW「てっきりいたと思ってたのに。」

ソンユナとウォンロナまでびっくりしてる。
そんなに驚くこと？

「あんた、ガチで言ってる？」

『はい…？』

オンニィ、顔が怖いよぅ？

「A!!!!あんたって子は!!!!」

『ひんっっ!!泣』

SJ「ギャァッ!!ヌナが怒った!!」

TY「チェナ!!うるせぇ!!」

SJ「なんで俺だけ⁉」

うちの01ズは仲いいねぇ。

LW「それにしても以外だね。好きな人いなかったって。」

『そんなに？逆にウォンロナたちはあるの？』

LW「そう言われたらないけどさぁ。」

YW「だってヌナの書いた歌詞っていかにも経験者って感じが
　するもん。」

うーん、そう言われてもなぁ…

『歌詞のインスピレーションは本とかドラマとかのほうが
　多いから…。自分の体験とか全然ないよ。』

12歳からこっちの世界に入ったのに。
死に物狂いで練習してたのに。
「恋愛は御法度」って言われ続けたのに。

そんな暇あるわけ無いじゃん。

「恋は女の子を可愛くする」みたいな言葉があるけど、私に女の子としての可愛さなんてほとんど必要ない。私に必要なのはアイドルとしての魅力だもん。

『アイドルの間はWayが恋人って決めてるので。』

「あんた、アイドルの鑑みたいな人間ね。」

オンニや、そんな顔で見つめないでよぅ。

「恋しないなんて人生の半分は損してるわよ。」

『オンニは彼氏さんいるから、そう言えるんじゃん』

"皆さーん、インタビューお願いします！"

編集部さんが呼んでるや

こっからはAじゃなくてDollでいかないと。