Addiction to you (ページ16)

今日:28 hit、昨日:4 hit、合計:58,088 hit

・ページ16

WZ「あの曲歌詞もリズムもすっげぇ良かった。」

静かだったジフナが口を開いた。

LW「でしょ!あの曲はね、Aが作ったんだよ」

DK「そうなの？すごいねドゥルさん！」

『あ、ありがとうございます。』

よし、話しかけるなら今しかない。

「ドゥルさん、そんなに警戒しなくていいんだよ？僕らは君
　のことを、君の存在を否定してるわけじゃないから。」

『あ、えっと…警戒してるわけではなくて。先輩とのご飯で
　緊張してるだけなので…。でもそう見えていたならごめん
　なさい。』

HS「緊張しなくていいから笑」

SG「仲良くしたいな！」

だけど彼女の顔は暗いままで…

SC「あのさ、さっきから顔暗いけど大丈夫？俺達で良かった
　話聞くよ？」

スンチョリが声をかけたら彼女が小さく口を開いた。

『私がこの空間にいるだけで嫌な気持ちになっちゃうカラッ
　トさんもいるんじゃないかなって…。』

そうか、これが彼女が一番心配していたことなんだ。

たしかに僕らが女性と仲良くなるのが嫌だという人もいるけど僕らも制限ばかりされるのは嫌だし、ただ仲良くしたいだけだ。

だけどそこまで配慮するのが彼女のプロ意識なのだろう。

カラットを傷つけたくない。僕らのことを批判させたくない。彼女はどんなに優しい子なんだろう。

「大丈夫だよ。カラットたちには僕らが話すから。」

『へっ？』

「ドゥルさんはカラットたちの心配をしてるんでしょ？
　自分のせいで傷つけたくないから。心配しなくていいよ。
　君の努力はカラットたちも分かってくれると思う。」

SC「俺らも大事な"妹"を批判されるのは嫌だしな。」

JH「スンチョリ、何ひとり兄ぶってんの?俺らもいるし」

SC「だから"俺らも"って言ったじゃん！」

スンチョリとジョンハニのやり取りにポカンとするドゥルさん。でもフニャッと笑って、

『皆さん、優しいんですね。ありがとうございます。』

初めて僕らの前で笑ってくれた。可愛いなぁ。