Addiction to you (ページ13)

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LW「あの時は何も言わずにいなくなっちゃってごめんさない!!」

勢い良く頭を下げたウォンロナ。
僕らみんなが驚いてる。

LW「ヒョンたちと練習してて考えたんだ。僕はSEVENTEENに
　必要な存在なのかなって。僕がいなくてもいいんじゃな
　いかなって。そしたら、怖くて、どうしようもなくて…」

そんなことを思ってたんだ…。

LW「みんな、タイから来た言葉も通じない僕にすごく優しく
　してくれたのに…いつも僕を励ましてくれたのに…裏切る
　ようなことをして、本当にごめんなさい。」

僕たちは助けてあげられなかったんだ。家族がいない寂しさとは別の孤独に苦しむこの子を。ひとりで異国の地に来て、過酷な練習を積むこの子を。

SG「それは僕たちも…」

LW「違う、ヒョンたちはひとつも悪くない。でも、優しい
　ヒョンだから自分のことを責めるんだよね。だから聞い
　てほしいんだ。」

LW「僕はWEARSに来て、僕の存在意義を見つけてくれる仲間
　ができた。ADDICTALのラウォンとしてこの世界に進む
　ことができた。だからもう、何も怖くないよ。」

優しい笑顔で僕らを見つめるウォンロナの瞳にはあの頃の怯えとは違う、しっかりとした芯があるように思えた。

LW「それで…その…また、ヒョンって呼んでもいいですか？」