2!そーいや宿題やってないわ←国木田「さっさとやれ!!」 ページ4
入ってきたのはフードを深く被り、それにブラウスに腹にそってつけられたベスト。そして赤く、短いスカートを履いた少女がいた。十代後半ぐらいだ。
「、、、っ」
誰もが息を飲んだ。少女の体には無数の傷がついており、横腹にはまるで刀で切られたような大きな傷が出来ていた。
「ああそうだが、、、それより、まずは治療を、、、」
「_______________なんだい?この匂いは」
すると少女の後ろから出てきた黒髪に蝶の髪飾りをつけた女性_______________与謝野晶子が来た。
「おや?あんたいいキズしてるねぇ?私が治してやろうか?」
「え、あ、いやこれは、、、勝手になお、、、」
ハッとしたように少女が目を見開く。
「なお、、、?もしかして、自己治癒を持っているのかい?」
太宰が訪ねる。
「あ、いや、、、そうじゃなくて、、、私は、、、」
顔を俯かせ、表情は読み取れない。だが、少女の拳だけは硬く、震えていた。
「、、、とりあえず、治してあげるから、着いてきな」
「あ、、、はい、、、」
少女が与謝野について行く。すると、自然に息を詰めていたのか社員全員が息を吐く。
「、、、太宰さん、さっきの子って、、、」
「、、、よく分からないけど、なにか大変なことに巻き込まれていることだけは分かるよ」
「いや、その、、、それもあるんですけど、あの子、血以外のなにか、妙な匂いがしたんですけど、、、」
敦の異能力、月下獸は人よりも嗅覚が数倍優れており、わずがな香りでもすぐに分かるのだ。
「妙な、、、?」
「はい、よく分かりませんが、、、花火とかをする時に極たまに匂いがしますよね?あんな感じの、、、」
「恐らくそれは、火薬だろう。だが、何故火薬の匂いが依頼者に、、、?」
社員は考えるが、よく浮かばない。
「乱歩さん、分かりませんか?」
宮沢賢治が訪ねる。
「んー、、、キョーミない!それに、僕が言わなくても彼女から言ってくれるよ」
3!最近イライラする、、、←賢治「一緒にご飯食べましょう!」→←1!でも短い!←敦「さ、作者の話ばっかりです!!」
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作者名:日輪 | 作成日時:2019年4月24日 22時