白虎とハーフの少女 (ページ1)

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プロローグ？本編？よく分かんねえ！！←乱歩「全く君は馬鹿だね！！」ページ1

「誰かっ､､､！｣

少女の嗚咽が聞こえる。ここは廃墟となった病院だ。

その病院の2階の廊下、白いマントを翻し、横腹についた傷を抑えながら走る少女がいた。

少女の後ろには黒服の男達が追いかけてくる

「あっ､､､！」

少女_______________花咲ユメが転んでしまう。血も流しきり、傷は大きく広がっている。

「早く捕らえろ！！」
「やめて､､､もう､､､っ」

_______________どうしてこんなことになったの

ユメはあの時、あんなもの見てしまったからだと後悔した。

_______________もう､､､死んでもいいや､､､こんな人生、無駄だったんだ､､､最初から

全てを諦めきった顔で黒服の男性を見つめる

もうどうだっていいや

そんなことを思っていると、地面が揺れだした。いや、廃墟事態が揺れているのだ。

「なっ､､､！」

そして、壁に穴が開き、外の光が差し込む。

ユメはそこへ走り出した。次捕まったらもう抵抗もしない。だが、このチャンスだけは絶対に逃さないと。

外に出、近くの木に乗る。そしてそのまま地面に降り、走り出した。

はやく、はやく、はやく！！

尋常じゃない速さで街を駆け回るユメ

そのユメの瞳は、炎のように赤く、血のように、染まっていた。