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メイドの休暇 ページ2

「律、あなた少しは休みなさい?」


きっかけは、お嬢様の一言だったのでしょう。









“6時30分、起床。

起きたらすぐに着替え、髪をまとめ、他のメイドと合流し、今日の仕事の確認。


6時45分、掃除の開始。

掃除の他にも、整理整頓をする。
また、ご主人様やお嬢様がお飲みになる、紅茶を淹れる準備。
朝食、ご主人様とお嬢様へのお弁当もご用意。


7時20分、ご主人様とお嬢様とお食事。

一緒にお食事なんて、恐れ多くてお断りさせていただきたいのですが、“命令”されておりますから断れないのです。

食べ終わり次第片付け。


8時〜

ご主人様やお嬢様がお仕事、学校に向かったのを見送り、各部屋の掃除。


10時〜

メイドの部屋全てを掃除。
メイドの人数は三人なので、あまり時間はかかりません。

正面玄関等の掃除も行います。


11時〜

メイド達と昼食の準備。
準備が整い次第昼食。


12時〜

縫い物をします。
また、書類整理なども。


16時〜

お嬢様の学校へお迎えにあがります。


18時〜

ご主人様のお迎え(車でお迎えに行く方は別のメイドです)、ご主人様、お嬢様の夕飯。


19時〜

デザートをそれぞれのお部屋へ運びます。


20時〜

メイドの夕食を作ります。


21時〜

お皿洗い、ダイニングの掃除。
お嬢様の寝かしつけ。


22時〜

洗濯。
終わり次第乾燥機にかけ、干します。


その後にも明日の予定をチェックしたり。

寝るのは夜中の2時〜3時です。


お客様がいらっしゃった後、パーティー後は、掃除が大変ですので、4時〜5時に寝ております。

最近はパーティー等が多いので、大体4時〜6時半に睡眠を取っております。”










「何よこの報告書!!!」


「は、はい。正確に、かつ簡単には書いたのですが、
何か問題がございましたでしょうか……?」


ぺこりとお辞儀をし、お嬢様の気を伺いながら問いかけるのは、メイド長である私。






目の前で、私のせいで気分を損ねてしまったのは私が支えている「お嬢様」。

……何か、機嫌を損なうことをしてしまったのだろうか。


「あなたね!!なんでこんなに寝てないの!?」


あぁ。お嬢様は、“心配”というものをしてくださっているのだろうか。

「取っております」

クマは……バレていないだろうか。



「嘘おっしゃい!!
あなたクマが酷いのよ!?

寝てない証拠、二週間休みなさい!!」


……バレていた。




そうして、強制的に休みを与えられたのが、今朝の話。

*→←Prologue



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作者名:ゆーちゃん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/d0f1281f531/  
作成日時:2023年3月24日 11時

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