検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:402 hit

3 ページ3

.




私の課の課長が乾杯の音頭を取り
親睦会がスタートした。


周りにはまだ顔も知らない、名前も知らないような人たちがたくさん居る
正直あまり興味はないからそれなりに話に参加して一次会で帰ろう、と思っていた。



『立花さんは最近の仕事、慣れて来た?』


突然隣に腰掛けてきた人は見た事ない顔で
なぜ私の名前を知っているのだろう、と思いながらも上司なのは分かっていたから愛想良く返答した。


「はい、少しずつですけど。
 先輩方が沢山教えて下さるのでそれを的確に素早く飲み込めるように毎日頑張ってるつもりです」

『そうか、いいね。向上心があって』


そう言いながら手元にあったビールを口付けながら
微笑んでいた。



『あ、俺営業1課の深澤辰哉っていいます。
 歳は25歳。高卒でここ入ったから8年目かな。』

「私も自己紹介出来てなかったですよね。
 営業2課の立花Aです。
 歳は18歳で1年目です。」

うわ、若いなあなんて言いながらまたお酒を口に運んでさっきよりふわっとした笑顔で私を見ている。


「あの、私が自己紹介する前から私の苗字知ってましたよね?それって、」


『ああ、そうそう。向井康二って知ってるよね?』

「康二くん、はい知ってます。実家近くて幼馴染です。歳は4つ上ですけど。」

『康二がさ俺の可愛い妹がそこの会社に就職決まったから可愛がってやってって連絡してきてさ。だから知ってたの、いきなりだったらキモかったよね』


自虐するように笑う深澤さんが妙に大人に見えた


2人は友達の紹介で知り合ったらしく
今ではその友達を差し置いて2人で飲みにいくことが多いらしい。


世間って狭いな。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:深澤辰哉 , SnowMan , 向井康二   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:n | 作成日時:2021年2月15日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。