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Noel.



赤「川島さんおはようございます。」



白「おはようございます。」



いつものように会社で挨拶を交わす 。



ただ違うのはすれ違いざまにすっと手を触れ合わせる事。



暖かく 、自分より少し小さなその手に触れるだけで胸が煩く鳴った 。



それを見透かされたかのように 、ふふ ッ と笑われた。



こんな意識したのって久しぶりだな 、



彼女と付き合ってた時は 、同級生ってこともあってすぐお互いに慣れてこんな風にときめくのは久々だった 。



すると 、すぐ女子社員が宮近さんに寄り付く。



辞めて欲しいな 、と思ったり思わなかったり 。



それでも宮近さんは察したかのように女子からすっと離れる。




赤「俺 、恋人居るんで 。」



そう言って女子社員から離れると 、「ね ?」 と言わんばかりに目を合わせられる。



焦って目を逸らしてしまう 。



あんな瞳で見られたら 、 狡いって思っちゃう。



その日一日中 、『恋人居るんで 。』と言う言葉が頭を回った。




恋人 という言葉に嬉しさを覚えながらした仕事はいつもより捗って思えた。








赤「川島さん 。 お疲れ様です。」



白「お疲れ様です。」



別に待ち合わせをしたわけじゃないのに 、宮近さんは俺を待っていてくれた 。



赤「一緒に帰りましょ。送りますよ」



白「ありがとうございます。」



俺の方が先輩 、 だから俺が送るべきじゃないのかななんて考える。



赤「あ 、 俺は平気なんでおくりますよ。」



あ、読まれてた。



白「いや、でも...」



赤「俺が送りたいんです。ほら、行きますよ ?」



そんなこんなで送って貰うことになった 。




白「じゃあ、次は僕が送りますね」



赤「... ありがとうございます。」



一瞬間があったように思えたけど気のせいかな 。



.



だけど1度も宮近さんの家にお邪魔したり送ったりすることすら無かった。

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(名前)(プロフ) - ちゃかちゃんがストーカーっていうのが意外でめっちゃ面白かったです。更新楽しみにしてます。 (2021年7月30日 1時) (レス) id: 3ba0d732b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:那月 | 作成日時:2021年7月29日 11時

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