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Noel.
知らない番号からのメールを見ると、宮近さんからだった。
「今日はありがとうございました。寝てしまっていたので家まで送り届けたのですが、勝手に入ってしまい申しわけありません。随分とお疲れのようだったのでゆっくり休んでください。宮近」
なんとも心優しい人だ。
謝罪メールを送って眠りにつく。
・
赤「おはようございます」
白「おはようございます、昨日はごめんなさい!」
赤「大丈夫です。あ、また連れてってくださいね」
無邪気に笑う君をみてどんな感情かはわからないが "可愛い" と思った。
・
それから2ヶ月位経ってわかったことがある。
住んでいるところは、僕の向かいのマンション。
好きな食べ物はオムライス。
人懐っこくて、人に取り入るのが上手。
好きな色は白。
そして、恋人はなし。
僕とほとんどおなじだった。
運命すら感じて勘違いを起こすところだった。
赤「川島さん、今日寝坊する所だったでしょ」
今日も無邪気に駆け寄ってきた。
白「おぉ、あたってる。すごい!」
なんでもわかっちゃうんです。と彼は、得意そうに述べた。
すごいなぁ、何でもお見通しなのかなぁ、と嬉しくもなる。
彼のことを自分に似ていると信用しきっていた。
そして、まだ彼の正体に気づきはしなかった。
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(名前)(プロフ) - ちゃかちゃんがストーカーっていうのが意外でめっちゃ面白かったです。更新楽しみにしてます。 (2021年7月30日 1時) (レス) id: 3ba0d732b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:那月 | 作成日時:2021年7月29日 11時