検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:9,723 hit

3 ページ3

Noel.



知らない番号からのメールを見ると、宮近さんからだった。



「今日はありがとうございました。寝てしまっていたので家まで送り届けたのですが、勝手に入ってしまい申しわけありません。随分とお疲れのようだったのでゆっくり休んでください。宮近」




なんとも心優しい人だ。




謝罪メールを送って眠りにつく。








赤「おはようございます」



白「おはようございます、昨日はごめんなさい!」



赤「大丈夫です。あ、また連れてってくださいね」



無邪気に笑う君をみてどんな感情かはわからないが "可愛い" と思った。












それから2ヶ月位経ってわかったことがある。



住んでいるところは、僕の向かいのマンション。


好きな食べ物はオムライス。


人懐っこくて、人に取り入るのが上手。


好きな色は白。


そして、恋人はなし。



僕とほとんどおなじだった。



運命すら感じて勘違いを起こすところだった。



赤「川島さん、今日寝坊する所だったでしょ」



今日も無邪気に駆け寄ってきた。



白「おぉ、あたってる。すごい!」



なんでもわかっちゃうんです。と彼は、得意そうに述べた。



すごいなぁ、何でもお見通しなのかなぁ、と嬉しくもなる。



彼のことを自分に似ていると信用しきっていた。



そして、まだ彼の正体に気づきはしなかった。

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(名前)(プロフ) - ちゃかちゃんがストーカーっていうのが意外でめっちゃ面白かったです。更新楽しみにしてます。 (2021年7月30日 1時) (レス) id: 3ba0d732b4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:那月 | 作成日時:2021年7月29日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。