風邪、再び。 ページ30
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side玲於
玲於「んん…」
まだズキズキと痛む頭を抑える。
もう朝か。
なんかこの部屋暑いな…
玲於「なあ、A、この部屋暑く…っておい!」
俺の腕に包み込まれながら、
顔を赤くしてびっしょり汗をかいているA。
俺の移しちまった…
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とりあえずAを寝かして、
布団をかける。
「…玲於くんっ」
玲於「いいから寝てろ。」
こんな時にどうすればいいのか分からず
むしゃくしゃしてしまう。
昨日、俺にまずAは水をくれた。
よし、まずは水だ。
ダッシュでキッチンまで行って
コップを棚から取り出し、
水を注ぐ。
玲於「うおっ、」
走ってる途中で水が零れたけど、
まあいい、後で拭くか。
玲於「A、水!飲んで。」
起き上がろうとするのを支えて、
コップを渡すと、ゴクゴクと飲み始めた。
フッと息を吐いてからコップを置くと、
ゆっくりと目を俺に向けて、
安心したように笑顔を見せた。
玲於「ごめん、移しちゃったな。」
「ううん、いいの。」
「今日、仕事は?」と聞かれて一気に焦る。
行かねえと。
玲於「まじで行きたくねえ。」
このままAと一緒にいたい。
「…私も、玲於くんと一緒にいたいよ。」
我慢できずに抱きしめた。
逆に離れられなくなるだろうが。
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佐野flower(プロフ) - わさびさん» 拝見させて貰いました!!! ドキドキして凄く良かったです!! 満足です!笑 (2020年3月19日 13時) (レス) id: 34ce14d99d (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 佐野flowerさん» 完成しました!私なりに書いてみたので、ご想像と違うところがあったかもしれません!申し訳ないです!またのリクエストをお待ちしてます!是非ぜひよろしくお願いします! (2020年3月19日 9時) (レス) id: 4cd06ce818 (このIDを非表示/違反報告)
佐野flower(プロフ) - わさびさん» 楽しみにしています! (2020年3月19日 7時) (レス) id: 34ce14d99d (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 佐野flowerさん» コメントありがとうございます!とっても嬉しいです...!!了解しました!素敵なアイデアありがとうございます! (2020年3月18日 23時) (レス) id: 4cd06ce818 (このIDを非表示/違反報告)
佐野flower(プロフ) - コメント失礼します! すごくこの小説楽しいです!! リクエストで、玲於くんが彼女にいきなり冷たくされてデレデレになるっていうのがみたいです!大雑把なリクエストですみません! (2020年3月18日 21時) (レス) id: 34ce14d99d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わさび | 作成日時:2020年3月14日 15時