さのさんの彼女さん。

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亜嵐さんの後に続いて、






緊張が止まらない中、


ふぅーっと息を吐きながら歩いた。









亜嵐さんは、



私を気遣って、何度も私の方を見ながら


歩幅を合わせてくれた。









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亜嵐｢俺でもこんな時間なんで、玲於、決めた時間よりも早く来て、多分自主トレしてるんだと思います。ほんとに、そういう心構えって凄いと思うんです。｣









亜嵐｢すっごい努力家ですよ。玲於は。｣









亜嵐さんの背中から伝わってくる、


玲於くんへの思い。









私の前では疲れた顔なんてあんまり見せないのに、

影で努力してたなんて知らなかった。






私、まだまだ玲於くんのこと知らなかったんだ。









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亜嵐｢話してる間に、もう着いちゃいましたね。笑｣









目の前には




ひとつのドア。









その奥からは、音楽が聞こえる。









ここに、玲於くんがいるんだ…









｢…ほんとに、ありがとうございました！｣









亜嵐さんに深くお辞儀をして、




玲於くんの携帯を握りしめた。









亜嵐｢はい、どうぞ。｣









開けてもらったドアの中にゆっくり入る。









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