さのさんの彼女さん。

俺のもの ページ15

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玲於｢これよくない？｣









｢かっこいい！絶対玲於くんに似合うよ！｣









玲於くんは、自分で手に持っているスニーカーをキラキラした目で見ている。









今日はお互い、
買いたい物があったから、近くの大きなショッピングモールまで来て、買い物をしている。









もう自分のお目当ての物は買ったはずなのに、




久しぶりの買い物に2人ともテンションが上がって、
なかなかひとつのお店から動けない。









玲於｢んー、これも買うわ。｣









｢あと1足って書いてあるもんね。買っちゃえ買っちゃえ！笑｣









玲於｢よーし！レジにゴー！｣









小走りで走る玲於くんの後を着いて行く。




おちゃめな玲於くんも可愛いな。









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玲於｢めっちゃ嬉しいわ。｣









｢ﾌﾌｯ 良かったね。｣









欲しかった2足のスニーカーが入った袋を大事そうに抱えて、私の方を見た。







くしゃっと笑う笑顔が大好き。









ﾌﾟﾙﾙﾙ









玲於｢ん？あれ、どっち？｣









｢…私じゃ無いよ！｣









玲於｢俺か…、もしもし。｣









少し眉間にしわを寄せて、玲於くんは通話ボタンを押した。



誰からだろ。お友達かな。









玲於｢いや、今は無理だって。｣









やっぱりお仕事かな…？









玲於｢一瞬だな？ほんとだな？…はい、分かりました。じゃ。｣









玲於くんは、ゆっくりと携帯をしまうと、





申し訳なさそうにこっちを見てきた。









玲於｢ごめん、A。俺さ、今から｣









｢お仕事だよね？私なら先帰ってるから、気使わなくても大丈夫だよ。｣









玲於｢一緒に来て欲しい。｣









｢え？｣









玲於｢会議。一瞬だけだから、来て欲しい。事務所まで。｣









会議？事務所…？









嘘！私も？









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