密告ゲーム

EXPOSUREー3 ページ13

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「下剤だな」


「下剤……ってことはまた！」









帰宅し、また広告を裏返し考え込む拓弥









「太陽、便秘だったの？」


ズルッとあからさまに体を傾ける








「ちげぇだろ！アレだよ、！」




「はっ、ああ！そういうね！

そういえば、前に来たLINE……」







「それだな、あの時明らかにダンスを間違えたのは太陽だったし

今回のも誰かが故意に起こしたものだな」








でも収録前は特にお腹が痛そうな様子はなかったし
特別トイレに行っていたわけでもない









「本番中の水だろうな、多分
あれなら名前が入っているし、ターゲットを狙いやすい

怪しいなって思って、収録終わったあとスタッフに聞いたんだよね
「この水いつから置いといた？」って」





「えっ！頭の回転早っ！」






「そしたら、収録始まる１５分前くらいに水を机に並べておいたらしい

その時にペットボトルに名前をかいて……」






「ちょっと待って、
その時間から収録始まるまではみんな楽屋にいたでしょ？……あれ、」









あれ？


待って






「三つの事件を実行できて、なおかつ今日ペットボトルに下剤を入れることができた唯一の人物」







「こ、いち……」









晃一が、犯人……？









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