検索窓
今日:32 hit、昨日:0 hit、合計:102,852 hit

ページ33

タクシーの中
不規則に起こる揺れが心地よく感じて寝そうになる



目を閉じようとすると


隼「寝ちゃダメだからね?」

そう言って私の肩をポンっと叩く



「ん〜・・・寝ちゃいそう。」

隼「ダメ!まだ起きて!!こら目を瞑るな!」

「んぅ〜・・・いひゃい。」

ほっぺを引っ張られて少しだけ目が覚めた


.
.
.

隼「ほら着いた。降りるよ。」

「うん〜・・・」

フラフラする私を隼くんが支えながら歩く



肩に手を回してるからか、かなり密着してるけど
幸せ〜〜♡なんて呑気に思ってられるのはきっとかなり酔ってるからだ






隼「カギは?」

「鞄の中〜?」

隼「なんで疑問形・・・あった。開けるよ?」

私を支えながらカギを開け、部屋の中に入れてくれた




隼「ごめん・・・上がるね?」

遠慮がちに私に聞きながらリビングに向かう



ソファーにゆっくり座らされて
あぁ、私の家だ〜なんて安心してまた寝そうになる


隼「いま水持ってくるから。キッチン勝手に借りる!」

ササーっとキッチンに走っていってすぐにお水を入れたコップを持って戻ってきた隼くん


隼「はい。」

「ありがとぉ・・・」

冷たさが火照った私の体に染み渡る



隼「大丈夫?」

「・・・うん。」

まだかなりフワフワしてるけど


隼「ワイン飲みすぎ。こんなベロンベロンに酔っ払って他の男ならどうすんの!襲われるよ!?」

「・・・うん。」

隼くんすっごい怒ってる



隼「ほんと危ないから気をつけてや?じゃあ今日はもう寝なさい。」

「・・・うん。」

隼「じゃあ俺帰るね。ツアー終わったらまた改めて玲於とお祝いするから。」

「・・・うん。」

隼くん、告白しに行っちゃうのかな



少しだけ機能してきた頭で考える





やだ・・・



隼くん、好きな人のとこ行っちゃやだよ



隼「じゃあおやすみ。」

私が飲み干したコップを持って立ち上がる隼くん
そしてキッチンに向かって歩いていく








告白なんかしないで・・・









隼「・・・A?」


咄嗟に体は動いていて気づいたら隼くんの背中に抱きついていた

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (132 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
376人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 小森隼 , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白雪(プロフ) - とても嬉しいお言葉です・・・!ありがとうございます! (2020年3月13日 9時) (レス) id: b475925040 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - すごく良くって、最後しあわせな気持ちで読み終えました。(*^▽^*)長い間、おつかれさまでした!新作楽しみにしています!!おもしろい作品をありがとうございました! (2020年3月13日 2時) (レス) id: a59746365e (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - りん様ありがとうございます!私も書きたいなーとは思ってますので気長に待って頂けたら嬉しいです。もしかしたら新作のほうが早いかもしれません(笑)その時はまたよろしくお願いします。 (2020年3月12日 23時) (レス) id: b475925040 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - とてもよかったです〜!!いつでもいいので、隼くんと付き合った後のストーリーも見ていきたいなと思いました!!!!! (2020年3月12日 23時) (レス) id: 5e74027b75 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - いろはさん» ありがとうございます(;▽;)自分で書いて自信が少しなかったのでそう言って頂けて嬉しいです! (2020年3月10日 8時) (レス) id: b475925040 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白雪 | 作成日時:2020年2月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。