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私に、転機が訪れたのは、ある日の午後。
中高一貫校に通っている私は、高校はエスカレーターで入った。
もちろん、外部からも入ってくるのだが、なにしろ並学校だから、クラスに男子がいない。
並学校とは、学校に男子はいるが、教育内容が違う、ということ。
なので、男子との親睦が一向に深まらないまま、今までを過ごしてきたのだが・・・・・・
私が入っている高校女子バレー部は、
6人ぴったりしか部員がいなくて、廃部になりかけていた。
対策はとる、と聞いていたが、まさか・・・
「これからは、男子バレー部と練習をします。」
と、言われるとは思ってもいなかった。
部員全員呆気に取られる中、1番最初に異議を唱えたのは、ほかでもないキャプテンだった。
「男子とは、パワーもやることも違うのに、
一緒にやるのは、おかしいんじゃないですか?
見直してください」
高2のキャプテン、芦沢先輩は、とてもしっかりしている。
今回の件にも、いつも厳しい監督に反抗した。
それを受け、監督は、
「これしか、女バレの活動を続ける方法はなかった」
と、言っただけだった。
みんな、黙りこくってしまい、その日の部活は終わった。
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作者名:流れ星☆彡 | 作成日時:2016年12月29日 22時