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澪奈『もしもし？』
｢澪奈ぁ｣
澪奈『え、ちょ、どうしたの？』
｢澪奈の声が聞きたくなった･･･｣
澪奈『何それ(笑 あ、あとね･･･＿＿＿＿＿＿＿＿』
｢へぇ、あいつが澪奈のことをねぇ･･･｣
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｢･･････｣
諏訪｢里見ー･･･あんた疑われてるよ？｣
諏訪の一言で一斉に里見を見る。そして、茅野ちゃんは里見に水泳部のジャージを着て応援席にいた事を話した。しかし本人はサッカーの試合が中止になり、暇になって水泳部を見に来ていたと言った。
｢ほぉ･･･それは面白い話だな｣
教卓から降りて里見の所に向かった。
里見｢なんだよ｣
｢いーや？別にー？｣
そして俺は里見の耳元で｢逃げられんと思うなよ･･･｣とガチトーンでそういう呟くと里見の瞳が揺れた。
諏訪｢甲斐ぃ･･･あんたなんで黙ってんの？｣
甲斐｢俺達が犯人探ししてもしょうがねぇだろ。答えんのは刑事なんだからよ｣
｢まぁ、甲斐の言う通り犯人を見つけるのは郡司警部補だ。俺達が犯人探しするのは時間の問題だな。じゃあ夜の8時まで待ちますか｣
そう言って俺は自分の席に着いた。夜の8時になるまで結構時間があるな。それに鞄もなければ携帯もない、暇だ。
｢寝るか｣
そう言って俺は机に俯き寝ることにした。
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｢俺、この足でバスケ続けられるかな？｣
澪奈｢･･･｣
｢靭帯やって2〜3ヶ月は安静でその後もリハビリ続けて、辞めちゃおっかな｣
澪奈｢馬鹿！どんな困難だって諦めずに乗り越えてきたじゃん！自分に勝って！そう簡単に辞めるって言うな！諦めるな！諦めたらそこで終わりなんでしょ？｣
｢･･･澪奈は安西先生か(笑｣
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｢ｺｸｯ)･･･｣
石倉｢成海、起きたか｣
｢あぁ･･･｣
須永｢夢でも見たのか？｣
そう言われ、自分の頬を触ると涙が流れていた。
｢あぁ、懐かしい夢を見てな｣
甲斐｢どんな？｣
｢夢を挫折した夢。でも、アイツのおかげで夢を諦めずに続けることが出来たのかもな･･･｣
甲斐｢･･･｣
石倉｢アイツって？｣
｢ん？コレ｣
俺は小指を上げた。それを聞いて驚く男子達。
兵頭｢はぁ!?お前、彼女居たのけ!?｣
｢あぁ｣
須永｢誰だよ｣
｢秘密｣
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作者名：黒猫 | 作成日時：2019年3月15日 18時
