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｢柊、いい天気だから屋上に行かせてくれ？｣
柊｢屋上でなにするんだ？｣
｢日光浴しながら考え事｣
柊｢面白いこと言うねキミは｣
柊に許可を取り下の部屋のドアのロックを解除してもらい屋上に向かった。
｢やっぱり3月はまだ冷えるな･･･｣
俺は大の字に寝そべってた空を見上げた。茅野ちゃんをどう思っているのかねぇ･･･。まぁ、そんなことより･･･携帯を自分の前に持って昨日の動画の写真を見ていた。何か違和感を感じたからだ。
武智はあの時、澪奈に話があるって言われたが彼女に会えなかったと言っていた。それが本当か嘘かは誠ではないが･･･。
｢･･･｣
堀部が使っていたあのアプリで解析してみるか。俺はそのアプリをインストールして使ってみた。どうやらこのアプリは加工された部分を特定するものらしい。すると、武智の顔が加工されているとアプリが特定した。そして、加工された部分が徐々に消され、ある人物が現れた。
｢･･･は？嘘だろ｣
俺は飛び起き美術準備室に向かった。
柊｢早いな、もういいのか？日光浴しながらの考え事は｣
｢おい！これ、どういうことだよ！｣
携帯の写真を柊に見せた。その写真を見た柊は怪しげに口角をあげた。
柊｢早かったねぇ解析するの。さすが五十嵐理事官の息子っと言ったところかな？｣
｢こんなのを他の奴らが見たら柊、お前は･･･｣
柊｢言っただろ？俺が全国民の敵になる必要があるって｣
｢だからって！｣
柊｢･･･授業には予習と復習がある｣
｢･･･!?まさか｣
柊｢さすがだね五十嵐。そのまさかだよ｣
そう言って柊は美術準備室を出た。はぁ･･･、なんて無茶をする人なんだ･･･。俺はモニターの前に座り教室の様子を見ることにした。
｢ほらな･･･みんなパニックになっちゃってんよ｣
柊『お前達が決めろ。この動画をどうしたいか･･･お前達が決めろ』
こんなにパニックになってる状態で正しい判断出来んかな。そして柊が戻ってきた。
柊｢キミは人の席で何くつろいでんだ｣
｢俺は教室に戻らない方がいいだろ？って茅野ちゃん？｣
さくら｢なんで成海くんここにいるの？｣
柊｢ちょっと2人にはここで待機してもらうよ｣
さっきの諏訪の言葉といい甲斐達の言葉といい変に意識してしまう。
｢･･･なんか怪しまれねぇかな｣
さくら｢へ？怪しまれるって？｣
｢いいや、なんでもない｣
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作者名：黒猫 | 作成日時：2019年3月15日 18時
