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諏訪｢それって好きだった教え子に男が出来たから手のひら返したってこと？最低じゃん｣
水越｢きっと、澪奈もそういう目で見てたんだよ！でも･･･脈なしだからフェイク動画で排除しようと･･･｣
真壁｢証拠はないだろ｣
花恋｢そうだよ。澪奈はちゃんと先生の期待に答えてたよ｣
それを聞いて水越が立ち上がり熊沢に反論する。そして水越は｢私がどんな思いで辞めたかも知らないくせに｣といい教室を後にした。
｢坪井は･･･不器用な先生だからな｣
諏訪｢は？｣
須永｢どういうことだ？｣
｢そのまんまの意味だよ｣
甲斐｢なぁ、お前景山から坪井の話聞いてないのか？｣
｢聞いてたさ。厳しくて怖い先生だってな。だから疑われてもしょうがないだろうな｣
そうして水越が帰ってこないまま、時間が過ぎ気が付けば夕方になっていた。茅野ちゃんが夕飯を取りに行くっと行ったっきり戻って来ていない。
魚住｢茅野ちゃん･･･遅いねぇ｣
甲斐｢何してんだよアイツ･･･｣
｢腹減った･･･。よっと･･･｣
石倉｢どこ行くんだよ｣
｢遅いから俺が取りに行ってくる｣
そう言って美術準備室に向かった。すると2人の話し声が聞こえてきた。茅野ちゃん･･･あなたって子は･･･。俺は思いっきりドアを開けた。
｢かーやのちゃーん、みんな腹減ったって言って待ちくたびれてんぞー？｣
さくら｢成海くん！あ、ご、ごめん！今行く！｣
そう言ってワゴンに積まれた夜ご飯を急いで運んだ。すると、柊が俺を呼び止めた。不思議そうな顔をすると茅野ちゃん。
｢先行ってて？｣
さくら｢うん｣
彼女が出て行ったのを確認する。
｢なんですか･･･俺腹減ってんだけど｣
柊｢ちょっと一仕事頼むよ｣
｢無理、嫌だ。腹が減っては戦ができぬって言うだろ？飯食ってからにしてくれ｣
柊｢結城から携帯を預かって来てくれないか？今すぐ｣
｢なんで俺が･･･｣
柊｢それじゃ、よろしく｣
人の話を聞いてないな。はぁ･･･しょうがない。俺は女子トイレに向かった。そこには結城が携帯を持っていて何かを投稿しようとしていた。俺はその手をグッと掴み何とかそのSNSに載せるを回避した。
｢寄越せ｣
結城｢･･･｣
結城は素直に携帯を渡してくれた。いい子だな。
結城｢･･･｣
｢柊からの伝言、水越には黙ってろだって。さ、早く飯食べんぞ。じゃねぇと俺らの分無くなる｣
そう言って結城の携帯をポッケに入れ教室に向かった。
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作者名：黒猫 | 作成日時：2019年3月15日 18時
