留学から帰って早々人質になりました。 (ページ26)

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｢なぁ、茅野ちゃんは澪奈の死に何か関係しているのか？｣

柊｢そろそろ教室に戻れ｣

｢･･･｣

俺は柊に言われた通りに教室に戻った。教室に戻ると茅野ちゃんが黒板の前で一生懸命に犯人探しをしていた。そして黒板には5名の先生の名前が上がっていた。

｢校長に森崎先生、佐久間と坪井と･･･武智か･･･｣
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武智｢五十嵐くん！｣

｢なんすか？｣

武智｢再来月に海外にバスケ留学するって本当かい？｣

｢まぁ、はい。自分の技術をもっと磨きたいし｣

武智｢偉い！キミなら行けるよ！｣

｢そ、そうっすか？｣

武智｢しかし残念だなぁ。今キミをうちの大学に入れたいっていう所があってさぁ｣

｢俺はまだ高1っすよ？それに留学から戻ったら体育大学に進学する予定で･･･｣

武智｢いやいや、もう今のうちに決めておかないと！その大学にもバスケ部はある、ひょっとしたらそこでプロも目指せると思うよ？その大学、豪翔大学ってことこでさ｣

｢･･･俺の道は俺自身が決めることです。他人に人生を狂わせられたくないんで｣

武智｢そうか･･･そうだよな。無理に誘って悪かったな、気が向いたら･･･考えてみてくれないか？｣

｢分かりました失礼します｣
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諏訪｢成海｣

諏訪に名前を呼ばれ我に返るとみんなが俺の方を見ていた。

｢え、なに？｣

香帆｢さくらがずっと呼んでたんだけど｣

｢あぁ、悪い。なに？｣

さくら｢成海くんは･･･この中で気になる先生とか居ないかなぁって｣

｢･･･武智｣

その言葉にみんなが驚いた。

｢上辺だけで物事を見ない･･･だよ？｣

しかし、みんな武智はそんなことをしないといい除外された。そして次は坪井に。するとある意味本命だろうなと言う意見が上がった。

｢水泳部凄い厳しいんだろ？｣

花恋｢うん。坪井先生が怖くて辞めた子結構いると思う｣

そう言って熊沢は水越の方をチラッとみた。そして諏訪が水越も水泳部だったよねと確認した。

水越｢うん･･･2年の夏までね。私は坪井のせいで辞めた、思い出すだけでも反吐が出る･･･｣

なんでやめたのかを周りの子が聞くと中尾と付き合ってることがバレて、部員達の前で写真ばらまかれてお前なんかいらないって言われたとの事だった。