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柊に案内され教室に入った。おー、なんだこのどんよりとした雰囲気は。
甲斐｢え･･･お前･･･｣
石倉｢海外留学のはずじゃ･･･｣
｢2月の末に終わった。話はその柊から大体聞いた。あと5時間、つまり今夜の8時までにそのネットに書いた犯人を探さないと犠牲者出んだろ？｣
須永｢あぁ･･･｣
俺はグルッと辺りを見回すと一人いないことに気がついた。
｢中尾は？｣
その一言でみんな目線を斜め下に移す。聞いちゃ不味かったか。
諏訪｢ブッキーに殺された｣
｢殺された？｣
水越｢アイツが答えを間違わなければ蓮は死なずに済んだ！｣
｢アイツって誰だ？｣
小宮山｢廊下側の1番前の子｣
｢へぇー･･･｣
俺はその子の所に行く。なんだ、このオドオドとした態度は･･･。俺はヒョイっと顔を覗かせるとその子目が合った。
｢キミが･･･茅野ちゃん？｣
さくら｢･･･(頷｣
｢澪奈からよく話を聞いてるよ｣
さくら｢え･･･？｣
香帆｢ねぇそれ･･･どういうこと？｣
里見｢なんで成海が景山のこと知ってんだよ｣
｢クラスメイトだったから知って当然だろ？それに、澪奈とは幼馴染だ。幼稚園の頃からずっと一緒だったから｣
甲斐｢だったら、成海、なんか知ってるんじゃねぇか？｣
｢それがまーったく。亡くなる前1週間前から連絡取れなくてさ。まぁ、とりあえず俺は何故澪奈が亡くなったのかを俺は知りたい｣
そう言って黒板に貼られた投稿を見ていた。あの女をめちゃめちゃにしてやりたい、苦しむ姿を見ると興奮する上履きをトイレの水に浸してやった･･･。胸糞悪い投稿ばっかだな。
｢･･･なぁ、この澪奈の鞄に謎のカプセルって｣
未来｢澪奈がドーピングしたって動画付きでSNSにアップされてて、でもその動画がフェイク動画でホントはドーピングしてなかったってブッキーが｣
｢へぇ･･･で、そのSNSってなに｣
魚住｢MindVoiceだよ。色んな人が見れるSNS。そのSNSにフェイク動画がアップされて･･･｣
｢それで澪奈は死んだ･･･｣
あの人もそうだった。あの人もフェイク動画で･･･。
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作者名：黒猫 | 作成日時：2019年3月15日 18時
