成績優秀、軟高の女番長2 (ページ47)

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第6話憧れの金〇先生に俺はなる!?暴力教師に正義の鉄拳!!⑥ ページ47

屋上に着くと理子と佐川が私たちのことを待っていた。

三橋｢おい佐川。あのヤクザ気に入らねぇだろ｣

佐川｢気に入らねぇっすよ!もう、三橋さんやっちゃってくださいよ!｣

三橋｢そんなに気に入らねぇならおめぇがやれ｣

三橋、何言ってんだ。そう言うと三橋は佐川にヤシの実を渡し、屋上の端まで誘導。佐川も何がなんだかわかってない様子。そして三橋に手を支えられたままヤシの実を思いっ切り上にあげ、そして･･･坂本先生と剛田に向かって投げた。

｢やっちゃった･･･｣

その様子をそっと見る私たち。しかしヤシの実は剛田の拳によって粉々に･･･。

5人｢｢｢｢｢うわぁあああ!!!!!｣｣｣｣｣

すると剛田はぶっ殺してやると言いながら校舎に入って来た。と、取り敢えず･･･

｢逃げんぞ！｣

私達は一斉にその場から走り去った。しかし運悪く上履きが脱げてしまったので逃げ遅れた私。

伊藤｢湊音ちゃん！｣

｢大丈夫、先行ってて｣

心配そうな顔しつつも三橋に早くするようせがまれ先に行った伊藤くん。上履きをちゃんと履いてっと･･･。よし、行くk剛田｢逃げんじゃねぇぞ!!!!｣･･･うわ、あのヤクザちょっとぽっちゃりだけど足速いな。私は急いでハシゴに登ってそこで待機した。しばらくすると勢いよく扉が開かれた。

剛田｢ぶち殺すぞ!!どこだ!!出てこいオラァ!!｣

坂本｢剛田くん、そんなに怒ることは無いさ。君が狙われたんじゃない、僕が狙われたんだから･･･｣

剛田｢何言ってんすか!!自分は･･･坂本先生が狙われたから怒ってるんすよ!!先生は･･･自分の命の恩人です!!｣

命の恩人？何があったんだこの2人に･･･。私は考えながら息を殺してじっと2人が去るのを待った。

坂本｢他を探しますか。もうここには居なさそうですし･･･｣

剛田｢そうっすね!!｣

そう言いながら2人は屋上を去って行った。2人が去るのを確認し私はゆっくりと降りた。なんというか･･･。

｢おっそろしい。それに坂本先生悪い顔してたよ完全に。さて、みんなちゃんと逃げたのか｣

いや、逃げただろうな。うん、そう信じよう。そう願いながら坂本先生と剛田に見つからないように教室に戻って行った。しばらくして三橋と伊藤くんも戻ってきた。疑われたが俺らが匂いで嘘ついてないって分かったらしい。なんだそれ(汗)
そしてしばらくするとチャイムが鳴り5限目に入った。･･･てあれ佐川は？