第5話 ギザギザハートのシティ派不良登場�� ページ37
それからも伊藤くんに握手求める女子生徒が沢山いた。
女子生徒｢私もお願いします!｣
女子生徒｢写真いいですか？｣
カッチーン。さすがに耐えられなかった私は伊藤くんの腕をグイッと掴み頬にキスする。それに驚く女子生徒達。
｢私の彼を困らせるな(睨｣
女子生徒｢｢ご、ごめんなさい!!｣｣
そう言うと残りの女子生徒達も逃げるようにその場を去って行った。ったく･･･。
伊藤｢なになに嫉妬?(ﾆﾔﾆﾔ｣
｢わ、悪いか･･･///｣
伊藤｢ぜーんぜん、すげぇ嬉しいよ(微笑｣
そう言いながら私の頭をポンポンと優しく撫でる。
暫くすると三橋が紅野改め白原を連れて校舎から出てきた。そして私達は河原に向かった。
白原｢何人だ･･･何人連れてきたんだ｣
伊藤｢見ての通り3人だよ｣
三橋｢今日逃げたら、逃げ足世界一の称号をお前に譲るぜ｣
なんだ、逃げ足世界一の称号って。そんなのもらっても嬉しくないだろ。
白原｢･･･お前らなーんか勘違いしてるぜ｣
自分は他の奴とは桁が違う、自分は強いと自信満々に言う白原。どっからくんだその自身。そして白原は三橋に殴りかかった。
ビリッ。
貴方･三橋･伊藤｢｢｢うわぁあ!!なんてことすんだぁあ!!!!｣｣｣
白原｢っざけんなよ、なんだよこれ｣
すると白原のクラスメイト達が階段から降りて来た。白原の行動を見てガッカリした様子。こんなにも上手く作戦いくなんてで･･･。白原はなんとか誤解を解こうするが｢人を見た目で判断するなんて･･･｣｢見損なったぜ･･･｣という声が聞こえた。
白原｢そういうエンディングか･･･｣
白原は落ちていた瓶を手にとって割り｢てめぇら、ぶっ殺してやる!!｣と言いながらこちらに向かってきた。しかし三橋にすんなり交わされしまいには思いっ切り殴り飛ばされた。
伊藤｢早いな、グロッキー･･･｣
｢･･･もう1発ぐらい殴ってくれば？｣
三橋｢おう｣
そう言うと三橋は白原を無理矢理立たせ綺麗なアッパーカットを決める。
三橋｢２度と千葉に来んじゃねぇぞ!!!!｣
こうしてシティ派不良との闘いは終わった。ん？なにか忘れてる･･･ってかそもそもなんで東京来たんだっけ?中々思い出せないまま電車に乗り込む。そして急にピーンと思い出した。
｢あ･･･忘れてた｣
伊藤｢どうしたの？｣
三橋｢何忘れたんだよ｣
｢佐川のお見舞い｣
三橋･伊藤｢｢あ･･･｣｣
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作者名：黒猫 | 作成日時：2018年12月24日 15時
