ろ ページ2
月島side
僕は幽霊とかは信じるタイプではなかったから、死んだらこのまま成仏するんだろうな、と考えてたんだけど。
まぁ、以外にも、そう簡単に成仏はできないみたいで。
どうやら心残りがあるから成仏できないらしい。
心残りって言ったって、もう死.んでるのに叶えることできるの?と疑問になる。
でも、生きている時の目標は「Aを幸せにすること」だったし、いくらか可能性はあるか。
じゃあ早速叶えに…と言いたいんだけど
実はここ、僕の葬.式会場なんだよね。
何故か意識が戻って起き上がったら、自分の身体から抜け出しちゃったみたいで
とりあえず僕の身体について行って、ここについたって訳。
え?なんでそんな冷静なのって?僕が聞きたいくらいだよ。
まぁそんなことは置いておいて。
今現在、僕は僕の遺.体が入ってる棺桶の上に立ってるんだけど
誰も気づいてくれない
そりゃそうか。幽霊だもんね。
「…いつも馬鹿みたいに笑ってるのに、泣かれたら調子狂うじゃん。」
とか言ってみても誰にも届いてない。
僕はまだ生きているみたいにここに居るのに。
そんなことを思いながら一歩後ろで見守る
君からは見えない僕がいて
僕からは見える君が違和感で。
なんて、
考えても仕方ないか。
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作者名:こま | 作成日時:2020年5月12日 18時