再会 ページ8
「こんにちは!」
「森羅君!アーサー君!ごめんね来てもらって」
「いえ…その…俺のせいですみません」
「えっ!?頭を上げて!?なんで謝るの!?」
中華半島から今朝第八に戻り、報告と書類を書いて、夕方からAさんの退院祝いとして浅草に来た。
Aさんとは携帯で連絡を取り合っていた。
謹慎中だからか私服で詰所からも許可がないと出れないみたいで、お土産をもってアーサーと会いにきた。
「あがって、今若はお酒買いに行っていないの、紺炉も今は夕ご飯を作ってて忙しいから」
綺麗な庭が見える客間に案内され、話をする事に
地下での事
俺まであの時暴走をした事。
Aさんの能力が使えなくなった事…
中華半島で知った事を話した。
「今も使えないんですか」
「うん、本当に何にも感じられないの」
そう言ってお茶が入った湯飲みを指先を動かす
「俺のせいで能力が使えなく…」
「違うよ私の力不足が全部原因だからっ…それより謝るのは私の方だよ。大事な弟君を私殺そうとしていたんだよね…傷つけてごめんなさい…アーサー君も傷つけようとしてたんだよね…」
俺らは二人で頭を深く下げて謝るAさんに俺まで頭を下げてしまう。
「姫がやったんじゃない。姫の中に何かいる奴だ」
「えっ…」
「アーサーにはなんか見えたみたいで…でもこいつ妄想癖が凄いからあんまり信じない方がっ…」
「姫を守ろうとしていた男がいたが、女もいた気がする」
「私を守ろうと…」
心当たりでもあるのかアーサーの言葉を聞いて納得している様に見えた。
俺が女に操られた暴走したことも話すと、俺とAさんでは少し違う気ががしたが、取り憑かれているのには変わりはない
「もしかして…」
まるで今まで分からなかった数式の式が見えたかの様に、スラスラと俺達に話した。
「あの時、焔ビトの父に会ったの」
「鬼の焔ですか浅草を襲った!?」
「うん…でもその浅草を襲った焔ビトは父じゃないの」
「えっ…どう言うことですか?」
「あの黄泉の世界で見たあの焔ビトは何か言っていた…まるでお経の様なモノを…私の父は鬼の様だったけど…ツノは一本だけだった」
「えっ…浅草を襲ったのは二本のツノの生えた」
「うん…あの時まだ幼くてショックのせいでちゃんと覚えていなかった、紺炉に鬼と聞いて勝手に父だって思ってたけど。あのお経はうちの寺で水神様へのお経なの…」
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クリーム(プロフ) - イルカさん» ホントだ笑ありがとうございます (2020年10月18日 0時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - イラストの紅のセリフ、喫 煙ではなく禁 煙では? (2020年10月17日 20時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - イルカさん» いつも絵にコメントして下さってありがとうございます(ToT)毎回励みになってます (2020年7月9日 10時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 新しい最初の方のイラストがすごく可愛らしい。( ノД`)…やっぱり髪が短いのはいいねぇ… (2020年7月9日 6時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - セーラー服可愛い!紅丸さんはセーラー服夢主を抱きたいメモメモφ(..)(殴 ごめんなさい (2020年7月5日 0時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリーム | 作成日時:2020年4月23日 12時