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制御 ページ6

私は第六の大隊長さんに再検査をしてもらい、第六の大隊長さんに聞かれて、起きたのは朝の九時ごろだったが、病院を出る時には12時を過ぎていた。

「1ヶ月も動かないとこうなるんだね」
「当たり前だ」

紺炉に車椅子を押してもらい浅草に戻る事になってしまった。

後遺症はないが、寝たっきりで50%以上の筋力低下で歩けなくなっていた。

「当分歩けそうにないな」
「当分ご迷惑をおかけしますっ…」

俺が面倒を見ると言われ、目覚めても迷惑をかけてしまう自分が情けなく申し訳なく頭を下げる。

「当分は俺のそばにいてもらった方が安心だ。胃を整えたらたくさん旨いもん食わせてやるからな」
「紺炉の肉じゃがとたい焼きも食べたい」
「へいへい、なんでも作ってやるよ」


そんな事を話しながら浅草に戻ると町の人みんなに声をかけられた。

「あんだっあぁぁ!!もうどんだけ心配かけんなよぉ〜」
「1ヶ月も二十歳の時期を無駄にしてえっええ」

酒場の姐さんリンとツルは泣きながら私の服に鼻水をついてることにも気づかずに車椅子に持たれながら抱きつきそう言って喜んでくれた。

「怪我人に持たれるな、見舞いなら事務所でしてくれ」

紺炉にそう言われて二人は「あとで酒持って行くからね」と言って店に戻った二人の背中を見て「酒以外にしろ」と怒り気味で紺炉は私の車椅子を押しながら事務所に戻った。


事務所に帰ったらヒカヒナにこっ酷く怒られ叩かれ、若に睨まれる。

「寝すぎだ」
「すみません」
「さっさと怪我治してリハビリでもしとけ」
「それがっ…」

まだ自分でも信じられない事を皆に伝える。

「能力が使えなくなって…」

その言葉に皆目を丸くして唖然としていた。

「どう言う事だA使えないって…筋肉低下みたいな感じで弱くなった事か!?」
「全く…本当に何も感じられないし、浮かせることも動かすこともできなくて…体の傷も…」

その言葉に紺炉は汗を滲ませ垂らした。

「丁度いいじゃねぇか」
「えっ…」
「お前を謹慎処分にするからな」
「どうして!」
「最近のお前は単独で行動して無茶して迷惑かてる。当たり前だろ」
「っ…でも」
「どっちにしろ、リハビリやら今回の傷が治るまで仕事はできねェだろ。当分は事務所で、始末書でも書いとけ」
「…治ってもし、能力が戻らなかったら…」
「能力の制御もできなぁ奴は無いのと同じだ」
「っ…」
「俺が許可するまで火消はさせねぇ。分かったな」
「…はい」

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クリーム(プロフ) - イルカさん» ホントだ笑ありがとうございます (2020年10月18日 0時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - イラストの紅のセリフ、喫 煙ではなく禁 煙では? (2020年10月17日 20時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - イルカさん» いつも絵にコメントして下さってありがとうございます(ToT)毎回励みになってます (2020年7月9日 10時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 新しい最初の方のイラストがすごく可愛らしい。( ノД`)…やっぱり髪が短いのはいいねぇ… (2020年7月9日 6時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - セーラー服可愛い!紅丸さんはセーラー服夢主を抱きたいメモメモφ(..)(殴  ごめんなさい (2020年7月5日 0時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリーム | 作成日時:2020年4月23日 12時

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