ジョーカー ページ46
「あの嬢ちゃんとは、どうなんだい」
「はぁ？」
アイツらのことを警戒しながら浅草に引き返していると不意にジョーカーが加えていたタバコを手に持ち話し出す。
「もうお付き合いしてんじゃねェのか」
「バカ言え」
「なんだ、最強でも怖いものがあるだな」
告白が怖いそんななんじゃあねェ…
「今の関係がギクシャクするのが面倒なだけだ」
「へぇ」
付きあおうが、なかろうが、アイツが側にいることは変わらねェ。
守ってやる事ができるならなんだっていい。
「……なんどもフラれてんだよ」
「ダセェ」
「突き落とすぞ」
アイツは俺を男なんざとして見てねェ、家族として、ヒカヒナと同じ様な存在なんだろ。
いろいろ仕掛けた時期もあったが…
俺を男としてなんざアイツはもうみちゃいねェ。
「あの嬢ちゃんも最強さんの事が好きだろ」
「どこをどう見てそう思うんだ…片目だけなら仕方がねェか…」
「おい！あの嬢ちゃんがお前を見るときは他の奴には絶対に見せない顔がある。殴り込みに行った時お前に守られてる時の嬢ちゃんは女の顔になってるぜェ、最強さんは前に立ってるから分かんねェだろうがな」
クックックっと笑うジョーカーを横目に浅草の光が見える。
「面かぶってただろ、騙されねェぞ」
「それでもわかんだよ。あの嬢ちゃん最強さんとは釣り合わないとでも思ってるんじゃねェのか」
「知るか、俺はアイツを認めてる」
「ヒュー、またどうして可愛いだけなら他にも最強さんに近づく女は沢山いるだろう」
「…アイツは自分の家族を守るため頭と遣り合おうとしてた。ただのバカかもしれねェが…大事なもの死ぬ気で守ろうとしてるアイツの姿に惚れた」
「ほおぉ」
「…こいつなら俺と一緒に浅草を自分の町にする。アイツ以外そんな女いねェよ」
「ずいぶん肩入れするねェ」
「それだけじゃねェよ、守るものがあればあるほど強くなる面白ェ奴だ」
「俺が狙ってるって言ったらどうする」
「ケッ、落とせるもんなら落としてみやがれ、水で酔うより難しいぜェ」
「それじゃあ遠慮なく」
浅草で一番でかい見張り場で手を大きく振って嬉しそうにしているAを見てジョーカーはそう言う。
「手出したら俺が許さねェぞ」
「おいおい、今やってみろって言ってただろうが！？」
俺達がゴタゴタ話してるとAは首を傾げて纏から地面に降りる俺達に駆け寄る。
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クリーム(プロフ) - イルカさん» ホントだ笑ありがとうございます (2020年10月18日 0時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - イラストの紅のセリフ、喫 煙ではなく禁 煙では？ (2020年10月17日 20時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - イルカさん» いつも絵にコメントして下さってありがとうございます(ToT)毎回励みになってます (2020年7月9日 10時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 新しい最初の方のイラストがすごく可愛らしい。( ノД`)…やっぱり髪が短いのはいいねぇ… (2020年7月9日 6時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - セーラー服可愛い！紅丸さんはセーラー服夢主を抱きたいメモメモφ(..)(殴 ごめんなさい (2020年7月5日 0時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2020年4月23日 12時
