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紺炉中隊長 ページ34

「A知らねェか森羅」

「Aさんですか?部屋にいたと思いますが…」

19時にいつも夜食を食べるため大部屋にみんなが集まっている。

Aさんは手伝うためにいつも30分前に大部屋に顔を出しているはず…

20時を過ぎてになり晩ご飯にAさんの姿はなく、心配して紺炉中隊長が呼びに行ったが大部屋に戻ってきたのは紺炉中隊長だけだった。


「紅変な事したんじゃねェのか」
「俺は何もしてねェよ…」
「部屋にもいなかったんですか?」
「部屋にはいたんだが…顔も出さずに「いらない」の一言でな…」
「またなんか勉強でもしてんじゃあねェのか」


新門大隊長いわくAさんは調べ物や、勉強になるとキリがいいところまで机から絶対に離れないとこらがあるらしい…


黄大隊長と火華大隊長との話をしてからAさんが少し変なのは気づいていたが…

まさかその事で何か調べ物でもしてるのだろうか…


「まぁ明日にはけっろっと顔出すだろ」

そう言いながらも、紺炉中隊長は食事の後片付けの後にAさんのためにおにぎりを握っていた。

「森羅悪いがAに持っていってくれねェか」
「俺がですか?紺炉中隊長の方がいいんじゃ…」
「いや、アイツ頑固だから俺だと変なところで子供になるんだ」

言われて確かにと頭を撫でられた時子供みたいに喜んでいたし、紺炉中隊長と二人っきりのAさんは幼く見える。


「年下のお前の頼みなら顔ぐらい出すだろ。頼んだぜェ、アイツ年下に弱いところあるからな」

「紺炉中隊長とAさんは親戚って聞きましたが、昔から仲良かったんですか?」

「…アイツと初めて会ったのは三歳ぐらいだ。会う事は滅多となかったが…両親がいなくなってから俺が引き取って今に至る」

「紺炉中隊長が親代わりの様なものですね」
「そうだな20近く離れているからな」

年齢を聞くと改めて紺炉中隊長はなかなかのおじさんな事に気づく。

うちの大隊長よりも年上で、20年後俺もこんな感じで部下に慕われるような人になれるのか…
 
教えていけるのか考えながら握られたおにぎりを見つめ廊下を歩いているとAさんの部屋のふすまが開いた。


物音一つ立てずに出てきたAさんは俺に顔を方に向けたが…


「なっ…」


地下で能力が暴走した時と同じ瞳に変わっていた。
あの時のAさんの強さは異常で…正直誰も止められないと恐怖を感じた。

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クリーム(プロフ) - イルカさん» ホントだ笑ありがとうございます (2020年10月18日 0時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - イラストの紅のセリフ、喫 煙ではなく禁 煙では? (2020年10月17日 20時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - イルカさん» いつも絵にコメントして下さってありがとうございます(ToT)毎回励みになってます (2020年7月9日 10時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 新しい最初の方のイラストがすごく可愛らしい。( ノД`)…やっぱり髪が短いのはいいねぇ… (2020年7月9日 6時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - セーラー服可愛い!紅丸さんはセーラー服夢主を抱きたいメモメモφ(..)(殴  ごめんなさい (2020年7月5日 0時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリーム | 作成日時:2020年4月23日 12時

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