能力者 ページ33
「貴女の世代からそう言った能力が増えてもいない。水を操れるのはこの世界に貴女一人だけなの」
私は人間では無いとか言われるのだろうか…
「アナタは人ではありませんね」
なんて言われたら…
私はその時どうするのだろうか…
「A」
「！！」
紺炉に名前を呼ばれて自分が唖然としていたことにまた気づいていなかった。
「…貴女から睡蓮さんに何も聞いてないかしら。貴女の能力を抑える薬などを開発できたと言う事は、その能力が何か知っていたんじゃないかしら」
「何も…私も幼くあまり記憶が…何も聞かされてません」
母からは私は全く何も聞いてない…
薬のことも…仕事の事…能力の事も…
孤児な事や…私は母の事なんにも…知らないんだな
それからいろいろ質問されたが、話が全く入ってこない。
ほとんど紺炉が二人に説明していたと言う記憶しかない。
考えない様にしているのになんで今になって、二人とも話を持ちかけるの…
お母さんもお父さんもどうして…
秘密にしていたの…
言ってくれなかったの…
「分からないと言うのは怖い事だ」
「えっ…」
「大丈夫私達が調べるから安心して」
女性大隊長達はそう言って微笑んだが…
「分からない事は…怖い…こと…」
両親は怖かったのかな…私の事…だからずっと笑えって言ってたのかな…
本当の事を話せば…私が怒ると思ったのかな…怖かったのかな…
私は二人の子じゃ無い…から…
誰から生まれて…私は…どこで…どう生まれたの…
分からないから…怖いから…
親戚の人達は私とヒカヒナを冷たく扱ったんだ。
あの人たちが酷いわけではない…
怖い…悪魔だから…みんな私に秘密にするんだ…
「A本当に大丈夫か？変だぞ最近…」
「へ、…変っ…どこが！？大丈夫だよ！！」
「落ち着け本当にどうした」
「っ……」
「怖い顔してどうした」
「っーーー！！」
紺炉にそう言われた時ズギッと心臓に刃物が刺さった様な痛みを感じた。
怖いから…紺炉も黙ってるの…
「ごめん…なさ…い」
「A！？」
一人になりたくて部屋から出て部屋に閉じこもった。
部屋の前で誰が呼んでも…無視してしまう。
頭の中がぐちゃぐちゃで…
胸が張り裂けそうで、息ができないほど苦しくて…
『大丈夫、私がいるぜぇ』
「えっ…」
『お前の味方だ』
聖陽教に殴り込みに行った時に聞こえた声が、またなぜか頭の中で聞こえた。
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クリーム(プロフ) - イルカさん» ホントだ笑ありがとうございます (2020年10月18日 0時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - イラストの紅のセリフ、喫 煙ではなく禁 煙では？ (2020年10月17日 20時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - イルカさん» いつも絵にコメントして下さってありがとうございます(ToT)毎回励みになってます (2020年7月9日 10時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 新しい最初の方のイラストがすごく可愛らしい。( ノД`)…やっぱり髪が短いのはいいねぇ… (2020年7月9日 6時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - セーラー服可愛い！紅丸さんはセーラー服夢主を抱きたいメモメモφ(..)(殴 ごめんなさい (2020年7月5日 0時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2020年4月23日 12時
