朝餉 ページ29
「さすがに寝たんだろ」
「今の時間紺炉は朝餉の準備してるよ、裏口から入れば大丈夫だと思う…」
台所から裏口は間反対にある。
流石の紺炉でも気づかないだろうとそっと裏口のドアを開けると紺炉が仁王立ちで俺達を待ち構えていた。
「何してたこんな朝っぱらまでお前ら」
「お、おっ、ささんぽっ…」
「二人でか？」
「ウン…」
「仲がいいこって」
Aは声を裏返して大量に汗流して紺炉と目を合わせない。
誰がどう見ても嘘をついてる様にしか見えないAの嘘の下手さに頭を抱える。
紺炉に問い詰められた時だけは嘘を隠すのがガキより下手だ。
「その万全な装備はなんだA」
「えっと…えっと…」
「はぁ…コイツと聖陽教に殴り込みに行ってた」
隠す方が面倒になり俺がそう言うと、紺炉は木で羽を休めにきたカラスが猛スピードで逃げ出すほどの声を上げて俺達は朝餉の時間までみっっっちりと叱られる。
「最近大人しくしてたと思えば…」
「ごめんなさい…」
呆れて頭を抱える紺炉に申し訳なさそうにAが体を小さくして謝ると紺炉もこれ以上は怒らなくなる。
朝食を食べる頃には紺炉はいつも通りで二人であくびをしながら中紺炉の味噌汁を啜り一息ついく。
「若Aなんか眠そうだな」
「二人で夜更かししてたのか？」
「そんなところかな」
あくびをしてるAと俺を見てヒカヒナはニタニタと俺達を見る。
「二人で夜になにしてたんだ！」
「イチャツついてたのか」
その言葉に味噌汁を吹き出しそうになる俺に対して、Aはヘラヘラと笑って「そんないいもんじゃないよ」と返すAに精神を疑ってしまう。
「お前な…」
ヒカヒナの意味をわかって言ってねぇな。
それとも睡魔で頭おかしくなったんじゃねェのか横目でAを見てると紺炉が笑いを堪えて俺から顔を隠して後ろを向いて笑っているのに気づく。
「食ったら少し寝ろそんなぽわんぽわんで歩き回られたら困るからな」
酒でも飲んでるのか疑うぐらいにAは眠たくなると陽気になる。
女3人が部屋を出るのを見て紺炉の顔が真剣になる。
「他にも俺に言わねェといけない事があるんだろ」
「…あぁ」
バーンズとの会話を話すと紺炉は本名のことは知っていたらしく頭をかいて申し訳なさそうに俺を見た。
「俺も言わなきゃいけねェ事があるが、まだAには伝えないでやってほしいんだ」
「なんだまだあるのか…
ーーーー…
なんだよそれ」
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クリーム(プロフ) - イルカさん» ホントだ笑ありがとうございます (2020年10月18日 0時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - イラストの紅のセリフ、喫 煙ではなく禁 煙では？ (2020年10月17日 20時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - イルカさん» いつも絵にコメントして下さってありがとうございます(ToT)毎回励みになってます (2020年7月9日 10時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 新しい最初の方のイラストがすごく可愛らしい。( ノД`)…やっぱり髪が短いのはいいねぇ… (2020年7月9日 6時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - セーラー服可愛い！紅丸さんはセーラー服夢主を抱きたいメモメモφ(..)(殴 ごめんなさい (2020年7月5日 0時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2020年4月23日 12時
