暗殺部隊 ページ22
二人して首を傾げて声をそろえると、電気が消えて真っ暗になる。
闇にいることが多い俺でも流石に何も見えない。
そんな中狐の面の目が嬢ちゃんの瞳で淡く光って何か向かって来ていると話す。
「なんかってなんだ？」
「縄文土器のハニワみたいなのが…みんな同じ格好の人がたくさん…」
「なんだそれ」
「ハニワ…ぶっ」
もしかして暗殺部隊の服のことをそう言ってるのか嬢ちゃんの例えに思わず吹き出してしまう。
やっと目が慣れてきた時には二人は顔を見合わせハニワの話をして余裕そうだった。
「ずっとこんなカビ臭ェところにいるから、時代に乗り遅れてハニワとか言われんだぜ」
俺がそう言って指でタバコに火をつけるとゾロゾロと暗殺部隊が俺たちを囲う様に立っていた。
「生きて帰すわけにわいかない」
「死んでもらおう」
「ハニワかこれ、お前はとりあえず後ろに下がってろ」
「でも…」
「襲われたらやっちまってもイイが、身バレしない様にしろよ」
そう言われて嬢ちゃんは渋々俺達の後ろに下がる。
「頭は俺がやる、後は頼んだぞ」
「あぁ！？半分じゃねぇのかよ」
「女を捕獲しろ、後の二人は殺せ」
ノリがよくて助かったぜ
俺と頭を一対一にし、他は最強さんに襲いかかる。
「眩しっ…光？」
嬢ちゃんに謎の光を照らす。
「太陽に浴びれば浴びるほどあの女は弱くなる。太陽とは決して関わってはいけない存在だからな」
頭がそう言って蛇剣を出す。
「月は太陽の光を反射して見えてんだぜ、暗殺ばかりで常識問題もわかんねェのか」
俺が戦っている間に最強さんは俺たちの話を聞いて横目で光に眩しがっている嬢ちゃんを見ていた。
「聖女なんて呼ばれているが、神に反する反逆者、貴様らの様にな」
面をかぶってる嬢ちゃんを良い事に死角から数人襲いかかる。
嬢ちゃんは傘で暗殺を地面に叩きつけて気絶させる。
「さすが最強さんの左腕」
暗殺のためだけに幼少期から訓練された奴に怯む事なく傘を振り回す。
可愛いお嬢ちゃん相手に大の大人の男が五人がかりで襲いに行くとは情けねェ
「わっ！！」
足に鎖を絡ませて体勢を崩し床に倒れて面を落とすのを最強さんは横目で見るがあれだけ言っていたくせに助けない。
俺も頭だけで手が空いてないと冷や汗をかいたが、嬢ちゃんは傘から水を溢れさせ、暗殺部隊の鉄の仮面に向かって水を放つと真っ二つに割り気を失わせヒョイっと起き上がり服についたホコリをパタパタと叩き面を拾う。
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クリーム(プロフ) - イルカさん» ホントだ笑ありがとうございます (2020年10月18日 0時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - イラストの紅のセリフ、喫 煙ではなく禁 煙では？ (2020年10月17日 20時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - イルカさん» いつも絵にコメントして下さってありがとうございます(ToT)毎回励みになってます (2020年7月9日 10時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 新しい最初の方のイラストがすごく可愛らしい。( ノД`)…やっぱり髪が短いのはいいねぇ… (2020年7月9日 6時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - セーラー服可愛い！紅丸さんはセーラー服夢主を抱きたいメモメモφ(..)(殴 ごめんなさい (2020年7月5日 0時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2020年4月23日 12時
