正体 ページ17
「嬢ちゃんの正体がわかるぜ」
「私の…正体…」
自分が人ではないのかと心配してるのか…嬢ちゃんの浮かない顔を横目で見た最強さんは俺を睨む
「あそこには何がある」
「聖楊教が隠してきた真の聖典さ」
「聞いたことねェな、なんでてめぇさんが知ってんだ」
「教会にはちょっとばかり詳しくてね」
俺がそう言うと何も追求してこない。
「下に降りてお礼参りと行こうぜ」
「なんでここに載ったんだ！？」
「高いところから見下ろすのはヒーローのお約束ってやつだ」
「めんどくさいことさせやがって…行くぞA」
俯き気味の嬢ちゃんの手を引っ張るように貯水から手を引いて地面に下ろす。
「俺のそば離れんじゃねェぞ、テメェは怪我してんだ暴れんな」
「怪我はもう治したよ」
「なんだろうが俺がいいって言うまで能力使うんじゃねぇ、それとこれ着けとけ」
最強さんにもこんな弱点があるとは、この嬢ちゃんになんかした奴は骨までも溶かされそうだ。
最強さんがいるから浅草には無駄に侵入者が来なかった。
この嬢ちゃんが最近になって伝道者から襲われ始めたとリヒトから聞いている。
と言うことは…アイツの準備がほとんどできたと言う事だろう。
ただの家に預かられていたら今頃この嬢ちゃんは闇の中…
「てか、何これ」
「顔バレ防止だ」
最強さんから差し出された狐の面を被らされた嬢ちゃんは今更ツッコミを入れる。
「能力使ったらバレるよ」
「だから暴れんなって言ってんだろ」
この嬢ちゃんを誘拐してそこらの奴がどうにか出来るとは思えないが…
「しかもこれヒカのヤツだし…」
「って言うか嬢ちゃん髪でバレんだろ」
「うるせェタバコよりはマシだ」
「ほんと…臭い離れて」
「お前らな…」
嬢ちゃんは俺から逃げる奴に最強さんのところへ行き煙たがる。
「そんなつれねェ事言うなよ」
可愛い嬢ちゃんでなかなかスタイルも悪くはない。
恋人にありかなしかで言われたらアリだったんだが…
「これ…前見にくいだけど」
「あぁ？ちょっとぐらい我慢しろ」
顔の大きさとお面の大きさが全く合ってなそうで付け心地の悪そうにお面を外したりつけたりする嬢ちゃんが髪を乱す。
それを最強さんは自分の髪でも触る様に嬢ちゃんの髪を整えてながら話す。
「お前ら…距離感近けぇな」
「…「
はまもってやがるしw
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クリーム(プロフ) - イルカさん» ホントだ笑ありがとうございます (2020年10月18日 0時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - イラストの紅のセリフ、喫 煙ではなく禁 煙では？ (2020年10月17日 20時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - イルカさん» いつも絵にコメントして下さってありがとうございます(ToT)毎回励みになってます (2020年7月9日 10時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 新しい最初の方のイラストがすごく可愛らしい。( ノД`)…やっぱり髪が短いのはいいねぇ… (2020年7月9日 6時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - セーラー服可愛い！紅丸さんはセーラー服夢主を抱きたいメモメモφ(..)(殴 ごめんなさい (2020年7月5日 0時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2020年4月23日 12時
