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夏祭り当日、石神村と司帝国で別れていた仲間が石神村へと集結し朝から屋台を出す準備で賑わっていた。
「A貯蔵庫から砂糖もらってもいいか？」
「はい、りんご飴に使われますか」
「あぁ」
「でしたら…」
朝から治療室に屋台の材料をもらいに来る仲間の対応にAは追われていた。
「背見ねぇうちに伸びたな」
「へっ！？そうですかっ？」
「そういやぁ、怪我したって聞いたがもう大丈夫なのか？」
「は、はい…」
「前より表情が柔らかくなったな」
「そ、そうですかっ…」
あまり話した事のない体力仕事の人から世間話をされAは戸惑いながらも言葉を交わす。
「じゃあな、客側なら店寄ってくれ」
「サービスするぜぇ」
「またなんかあったら声かけるわ」
「は、はい…」
そう言えば自分に話しかけてくれる人が出来たのはこの世界になってからだなと、慣れないことで心臓はドクドク鳴ってたのかとようやく納得する。
この世界になってからは差別なんて氷月以外されてないなと改めてAて思う。
「…誘ってみようかな」
羽京はまだ探索から戻ってきていないかとソワソワしていると、背後からいきなり未来に抱きしめられ声を出して驚く。
「Aさん行くで！！」
「行くって…何処にですか？」
「そんなん決まってるやん！」
「？」
未来に引っ張られ手芸屋に向かわされる。
すでに何名か浴衣を着ており、男女共にあまり服装は変わらない事にAはすれ違う仲間を見て安心する。
「浴衣を着る前に色々準備したくって」
「えっ…準備？？何かお手伝いですか？」
「違うよ、Aクンの」
「えっ…ボク？」
手芸室で待ってましたと杠は未来とAを歓迎して、目をキラキラ光らせ、何の話だと唖然としてるAの腕を二人は掴む。
「Aさん大変身計画や！そのもさっとした髪どうにかするで！」
「なにをするつもりですか！？」
「可愛いくするだけや！！」
杠がハサミを取り出し髪を綺麗にカットして整える。
そして杠に服のお礼としてAが以前に作ったコスメを未来は棚から取り出し目を輝かせる。
「メイク♪メイク♪」
「ボクそう言うのあんまり…」
「ウチAさんのために頑張ろうと…しただけやのに…」
「なっ…」
自分が兄に使っていた卑怯な泣脅し作戦を未来に使われ…
「私もせっかく作った浴衣を着るなら…素敵にしてほしいなっ…」
「ぅっーー…」
杠までも、卑怯な技を使いAを断れなくした。
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クリーム(プロフ) - 月依さん» ふぁぁ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡コメント嬉しいですありがとうございます (12月20日 18時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
月依(プロフ) - 一言しか言えない…てぇてぇ…(作者さん、更新頑張ってください！養分をありがとう！！) (12月19日 14時) (レス) id: 65959ed73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2023年12月16日 10時
