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「Aさんホンマに好き」
「A今晩なんだけど…」
子供たちからやっと解放された羽京は治療室に顔を出し、抱きついている未来と目を合わせ言葉を途切れさせる。
「未来は個別勉強？」
「うん」
「偉いね」
なんでずっと抱きつかれてるの？と言う顔で羽京がAを見ると「Aさんの事好きやから」と言い反応に困らせる。
「仲良しだね、今から探索に行くけど…何か欲しい薬草とかある？」
「いいんですか」
「もちろんなんでも言って」
欲しい薬草を書いたメモを羽京に渡す。
「分かった。あるか注意深く探しとくね」
「助かります、お気をつけて」
「うん、頑張ってね」
二人にそう言って出て行く羽京をジッと未来が見届ける。
「どうしました？」
「羽京さんってAさんの事絶対好きよな」
「そ、そうでしょうか…」
「Aさんはまだ好きとちゃんうん？？」
「ど、どうでしょうか…」
自分の気持ちはバレてなさそうだとAはホッとしながら話を勉強に戻す。
「完成や！！」
「これで安心ですね」
小型冷蔵庫を未来と作って喜んでいると千空が治療室に入ってくる。
「いいタイミングで作ってんじゃねぇか」
「えっ？」
「船作りの羽目外しに明日夏祭りすんぞ」
その言葉を聞いて未来は目を輝かせる。
「ナツマツリってなんですか？」
「Aさん知らへんの！？いろんな屋台とか出して花火とか見たりあとは…」
とにかく面白いし楽しいイベントだと説明する未来に全く想像がつかないとAは苦笑いを浮かべる。
「カーニバル的なヤツだ」
「日本ではカーニバルはナツ祭りと言うんですね」
お客になるか商売するかは好きに決めろと言われ、せっかくなら仕事よりお客がいいなと言うAに未来は浴衣の話をする。
「ユカタ？辞書には夏に着る服と書かれてましたが…」
「そんな感じ！Aさんも着ようやー！杠ちゃんに頼んで作ってもらおうや〜」
「それは申し訳ないかな…」
「全員分作ってるつってたぞ」
「えっ、はや…さすが杠さんっ…」
「やったー！見に行こう！！」
Aの手を引いて未来は杠のいる手芸屋に足を運ぶ。
「杠ちゃん！浴衣の事なんやけど」
「子供達にも作ってるよ」
「やったー！」
「Aクンのもそのっ…作ってるんだけど…どっちがいいかな？」
「えっ…な、何が違うのでしょうか…」
男性用と女性用の浴衣を見せられてもAには全く分からず戸惑っていると、未来が女性用の浴衣をAに押し付ける。
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クリーム(プロフ) - 月依さん» ふぁぁ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡コメント嬉しいですありがとうございます (12月20日 18時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
月依(プロフ) - 一言しか言えない…てぇてぇ…(作者さん、更新頑張ってください！養分をありがとう！！) (12月19日 14時) (レス) id: 65959ed73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2023年12月16日 10時
