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交代制で暗くなっても護衛の数は一向に減らない。

人が一番気が抜けると言われている深夜2時ごろを攻めるかとAはタルの隙間から外を見つめ考えていると

「絶対にラボが欲しい!!」

コハクの声が島に響き渡り、Aは何処にいるのか咄嗟に(人1)の動きを見て判断する。

先程のコハクの反響した声に(人1)は15時の方角に顔をすぐに向けた。

ラボカーの配置を考えれば一直線場…上手くいけばすぐに合流してラボカーで共に逃げることが可能だ。

しかし…

銀狼にその事をどう伝えようか…コンコンと床を叩こうとした時だった。

銀狼が樽の隙間からコハク達を確認し樽から姿を現して助けを求める様に手を大きく振る。

「!!?!」


それを岸辺側から見ていた千空達は自分たちの存在を確認して安堵している能天気な大きな男の顔が双眼鏡から見え、希望が絶望となり、千空、ゲン、コハク、ソユーズは思わず顔を両手で覆った。



「何してるんですかっ!!!!!」


Aは銀狼の無謀な行いに小声で叫び、急いでタルに銀狼を押し込み姿を隠させる。



「そんなに頼りないの…そのギンロウって子…」


貴方達の仲間なら頼りになりそうだけど…と言うアマリリスに、コハクはすぐ逃げてしまうようなゲス野郎だと同じ石上村の仲間だと言うのに侮蔑する。


もう一度双眼鏡で確認し“銀狼かぁああああ”とまたもガッカリする科学王国民の姿を見てさすがのアマリリスも事情を察し引く。


「んっ?まて!!!あの輝く瞳は!!」


視力11.0のコハクが間抜けの銀狼に咄嗟にタルを被せた人物を見逃さなかった。


「Aも無事だ!!」


Aを認知し希望の光がまた見えるが、逃げ出そうとする銀狼をカバーするのに必死なAを見てまた希望が絶望に変わる。


「あれならAちゃんだけの方がまだマシね…どっちもヘタレだけどAちゃんは責任感はある子だから…」
「あぁ、100億%な…」
「し、しかしやる時はやる男だ!」
「どっちが?」
「…、どど、ど、どっちもだ!」


そうコハクが銀狼の過去を見直しそう言ったが…確信はない。


「千空ちゃん!あれ(人1)ちゃんじゃない!?」
「あん?」
「そうか、(人1)は石化光線が効かぬのか」

双眼鏡でゲンが見張り台に止まっている(人1)を見つけて千空に双眼鏡を渡して確認させれる。

「…ギャンッッッ!」

見張りをしていた住民が(人1)の響く声に驚く。

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クリーム(プロフ) - 月依さん» ふぁぁ。゚(゚´ω`゚)゚。コメント嬉しいですありがとうございます (12月20日 18時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
月依(プロフ) - 一言しか言えない…てぇてぇ…(作者さん、更新頑張ってください!養分をありがとう!!) (12月19日 14時) (レス) id: 65959ed73c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリーム | 作成日時:2023年12月16日 10時

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