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「海水でベタベタですっ…」
「髪もいつもよりパサパサに感じるな」
「ヘアオイル使いますか？」
「へあおいる？なんだそれは？」
「あっ、そっか…うーん…髪をまとめてくれたり、栄養補給の手伝いをしてくれるオイルです」
「Aのこのニオイもそのヘアオイルと言うモノのおかげなのか？」
そうコハクは顔を近づけてクンクンと犬の様にAを嗅ぐ。
こんな台風の中でも臭いって分かるものなのかとAはコハクの距離に恥ずかしいと感じながらも小瓶に入ったオイルを見せる。
「ただ余った材料で試しに昨日作っただけなので…ボクは使ってません」
「Aはいつも植物みたいな匂いがするが、それはまた別の何かなのか？」
「えっ…うーん…多分薬品と寝ているので…染み付いてるのかと…」
「なるほど」
「そんなに臭いますか？」
「あぁ、私は好きだぞその匂い」
サラッと褒めるコハクにAは顔を赤くしてしまう。
雨と風が急に静まり太陽が姿を表すのを見てコハクが立ち上がる。
「ぅっ…眩しい…」
いきなりの日差しにゴーグルを外して目を手で覆い隠すAにコハクは笑いながら「無事着いた様だぞ」と言ってお姫様抱っこで見張り台から一緒に降りる。
温泉以来の抱っこだと思いながらも、Aはそっとコハクに下ろされお礼を言う。
探索隊を結成する千空にAはスイカの事をいつ話そうかと戸惑う。
「…あの、探索行くなら虫除けスプレーとか…」
見知らぬ土地どんな危険な生物が潜んでいるか…まずは人よりも生き物を警戒したほうがいいと伝え腰のバックからAは薬を出す。
「何だそれは？」
探索チームの千空、コハク、ゲン、ソユーズにAはハッカ草から作った虫除けスプレーだと言って霧吹きを振りまく。
「なんだこれは！？ものすごく体がひんやりするぞっ！？」
ゲンはシーブリーズみたいで懐かしいと言う中、コハクとソユーズはスーーーとする体感に動揺していた。
「体が冷えているようだ！！」
「実際温度は下がってねぇけどな」
「でもすごく涼しく感じるよ！？」
「メントール成分が肌に付着するとタンパク質の一種である低温を感じる神経が刺激を受けて体に錯覚を起こして寒く感じてるだけですよ」
Aはわかりやすく伝えたつもりだったが、コハクとソユーズには全く理解はできず、とりあえずこれで虫はあまり近づかなくなると言って探索チームを見送る。
「……あのっーー．龍水さんっ…その…タルの中身は…」
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クリーム(プロフ) - 月依さん» ふぁぁ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡コメント嬉しいですありがとうございます (12月20日 18時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
月依(プロフ) - 一言しか言えない…てぇてぇ…(作者さん、更新頑張ってください！養分をありがとう！！) (12月19日 14時) (レス) id: 65959ed73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2023年12月16日 10時
