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「分かったんだよ」
「怖いと思うけど、ここで待機して下さい(人1)スイカちゃんをお願い」
そう言い残し階段を駆け上がる最中も大きく揺れて落下しそうになる。
「階段を使う時は必ず手すりを持て」と龍水に言われていたAは間一髪助かる。
「あわつつっ…立てない…何でこんなに揺れてるの…」
「A分かってんじゃねぇか！テメェの仕事だ！！」
「え！？」
様子を見にきたAを何を勘違いしたのか、千空はそう言って腕を掴み「唆るぜこれは」と船の外へと引き摺り出す。
「うわあぁぁぁ！！！？」
さっきまで晴天だったはずが、凄まじい嵐が襲ってきており、船から身を投げ飛ばされるほどの波と風に咄嗟にAはドアにしがみつく。
「こんな時にボクに何ができるんですか！！？殺す気ですかっ！！！？！！」
そう叫ぶAに千空は見張り台用のロープを腰に繋ぐ
「ちょっ何してるんですか！？」
「あの島に上陸すんぞ！！」
「えっ！？あのしまっーー！？ぎゃあ！」
海水が目に入ってそれどころじゃないんだけど！！！！とAは叫ぶが…千空はロープを引っ張りAを見張り台へと無理やり投げ入れる。
「Aも呼ばれたか！」
「コハクさんっ！？呼ばれてたって言うか無理やっーーー！？！！」
風に飛ばされそうなAをコハクは腕を掴んで見張り台の中で腰を降ろさせる。
「平気か」
「あ、ありがとうございますっ…」
コハクがいなかったら海に落ちてたんだけど！？とAは千空の雑さに怒りを覚えながら何を見ればいいのか戸惑う中コハクにゴーグルを渡される。
《Aコハク今が島民に気づかれないで島に近づけるチャンスだ！！船が隠れそうな場所をそこから探せ》
「承知した」
「こんな大きな船を隠せる場所なんてないですよ！！」
コハクは天体望遠鏡で島を見るなか、Aは肉眼で島を移せと言われる。
分厚い黒い雲のおかげで昼でもはっきりと見えるが…視力が良いわけではないとAは文句を垂れ流す。
「ううっ…」
「大丈夫かA」
「なんとかっ…」
操縦室で見る話はどうなったとAは思いながらも、目を凝らして前を睨む。
「！！」
船が隠れそうな場所を奇跡的にAは発見する。
「…北の辺りに！！船を隠せそうな岩陰がありますっ！！」
「たしかにあそこなら！！千空聞こえたか」
《あぁ！！》
大きく船が北側に向けられたのを見て自分の仕事はこれで終わりだとAはホッとため息を吐く。
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クリーム(プロフ) - 月依さん» ふぁぁ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡コメント嬉しいですありがとうございます (12月20日 18時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
月依(プロフ) - 一言しか言えない…てぇてぇ…(作者さん、更新頑張ってください！養分をありがとう！！) (12月19日 14時) (レス) id: 65959ed73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2023年12月16日 10時
