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「羽京分かってんな」
千空にそうと言われ羽京は水着に着替えいつも通りに返事をする。
「甘やかすんじゃねぇぞ」
「うん、分かってるよ。長い船旅にAがいないと僕も困るからね」
ニッコリと笑って羽京は平然とそう返すが、この時をどれだけ待っていたかと内心ガッツポーズしていた。
今日からAの水泳訓練が始まる。
今朝からAの泣き言が聞こえていた。
「観念するのだA」
「ぎゃああぁ！！離してくださいい！！コハクさん！」
何処かに逃げない様にコハクが朝からAを捕獲し浜辺まで俵の様に抱え待機していると千空に告げられた。
「羽京ちゃんAちゃんに厳しくしないといけないのにゴイスーで楽しそうね」
ポーカーフェイスの羽京でもメンタリストの目は騙せない。
「まぁ〜、恋人の水着姿なんて嬉しくない彼氏なんていはいもんねぇ〜」
そう…こんな穏やかな性格で優しい顔をしている羽京もゴリゴリの男だ。
普段露出の少ない恋人の水着姿楽しみなわけがないのだ。
フリルがたっぷりの可愛い女の子みたいな水着…
それともちょっぴりセクシーな水着なのか…
それともシンプルな真っ白なビキニ…
恋人が水着を着ているそれだけでテンションが上がる。
「羽京さん怖いですっ…離したりしないで…」
そう言って水着姿の恋人が自分に抱きついてくるのを想像し羽京の口元が緩む。
早く見たい！！早く抱きつかれたい！！
感情がダダ漏れで早歩きの羽京を見てゲンは笑いそうになる。
勝手にAを女の子だと思い込んで珍しく浮かれてる大人の羽京にもし男だったらどうするとゲンが尋ねる。
「えっ…」
「えっー？ビキニ姿想像しちゃってたの？Aちゃんにちゃんと性別聞いた？」
その言葉とAの体型思い出して羽京は足が止まる。
男だと言われても…不思議ではないほどに…凹凸がないヘルシーな体型。
最近体重が増えたが、ぽっぺの触り心地が良くなった程度…
恋人だと公表してからは可愛いくてつい衝動的に抱きしめてしまう時がある。
が…
その時の感触を思い出して全く邪魔なものがない事を羽京は思い出してまさかと…自分の下半身に目を向ける。
「…………あ、あんな可愛い男の子いないでしょ！？」
仕草だって…
たまに…男の子みたいな口調になる時はあるが、それは日本語がまだ不慣れだからで…
男なのか女なのか未だに恋人の性別を知らない羽京は今日で分かるのかと緊張で汗を垂らす。
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クリーム(プロフ) - 月依さん» ふぁぁ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡コメント嬉しいですありがとうございます (12月20日 18時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
月依(プロフ) - 一言しか言えない…てぇてぇ…(作者さん、更新頑張ってください！養分をありがとう！！) (12月19日 14時) (レス) id: 65959ed73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2023年12月16日 10時
