21 ページ21
「見たい？」
「う、羽京さんが…いいならっ…」
銀狼が横からいかがわしい絵だと叫ぶのでAは恥ずかしそうに見ても大丈夫なものならと羽京に控えめに頼む。
「へっ…描いて欲しかった絵って…」
羽京が描いてもらった絵を見せてもらうと、自分と羽京が今の姿でしかも手を繋いでる絵だと気づきAは戸惑う。
「えっ、て、手…」
「『僕らを描いて欲しい』って依頼しただけだよ」
恋人だと思われるほど僕らはお似合いみたいだねと言う羽京にAはトクッと心臓を跳ねさせる。
「あー本当だ〜！！ちょっとちょっと最近怪我治っても2人でいる事多いし！まさか付き合ってたりしてぇ〜どうなの？」
「銀狼貴様顔がゲスいぞ…」
銀狼に図星を突かれ戸惑っているAに徹夜は、羽京君といる時のA君の笑顔があまりにも眩しくてそう描かずにはいられなかったと伝える。
「復活してもらってすぐの頃はね、上手く笑えていない子だなと僕は思っていたんだよ」
今までどんな顔で自分が笑っていたのかとAは戸惑う。
「描き直した方がいいかな」
流石に手を繋いだイラストは依頼されていなかったし不味かったかなと謝る徹夜にAは戸惑う。
「いいんじゃん！このままでお似合いじゃん」
「えっ…」
銀狼に�爐�似合い�瓩世噺世錣譴董⇒曚箸量鸞�を思い出して心臓をドクドクと鳴らす。
「この絵みたいに手を繋ぐ？」
「ふっえっ！？」
そう羽京が揶揄いAを更に戸惑わせるのを見て徹夜はあはははと笑う。
「羽京くんは意外とグイグイ行くタイプなんだね、内気なA君にはぴったりかもね。お似合いだよ」
『あと三人お似合いだって言われたら認めろよ』
あと1人…とカウントしてしまいAは恐怖を感じる。
やっぱり…自分を認められない。
でも約束は守らないと…
でも…
「だって…ボクは…」
誰も人がいない場所へと逃げてしまうAを驚きながらも羽京が追いかける。
そんな2人を見て絶対に付き合っていると銀狼はニヤニヤしながらみんなに言いふらそうとするが…
「最低だぞ銀狼貴様」
兄の金狼に首根っこを子猫のように掴まれ阻止される。
「えー、いいじゃん別に！どうせお互い好きでしょ！？」
「だからと言って他人の貴様が言いふらすのは違うだろ」
「ちーぇ、金狼だってあの2人はいいパートナーだって前に言ってたくせに…」
「なっ…それは…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クリーム(プロフ) - 月依さん» ふぁぁ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡コメント嬉しいですありがとうございます (12月20日 18時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
月依(プロフ) - 一言しか言えない…てぇてぇ…(作者さん、更新頑張ってください！養分をありがとう！！) (12月19日 14時) (レス) id: 65959ed73c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クリーム | 作成日時：2023年12月16日 10時
