君の心臓の音【Dr.STONE】3.5 (ページ49)

今日:20 hit、昨日:8 hit、合計:10,941 hit

49 ページ49

キスの恥ずかしさや良さを分かったのはいいけど…

「おはようなんだよ！A」
「おはようございます…スイカちゃん」
「…A少し顔を赤いんだよ？」
「ッーーー…少しランニングを…」
「らんにんぐ？」
「う、運動してました」

子供にまで分かるほどをボクは今顔を赤くてるのか…咄嗟に嘘をついてしまう。

昨晩の羽京さんとのき、キスがはっきりと映像に残っているので思い出すだけで顔が熱くなって昨日は一睡も出来なかった…。

どんな顔して今日から会えばいいんだろうか…
顔を見たら思い出しそうで気恥ずかしい…

「おはようAスイカ」
「！！」

心の準備もできないまま羽京さんに声をかけられビクッと肩が跳ねる。

「ｵﾊﾖｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ…」

ダメだ！！顔が見れない！！スイカちゃんの方に思わず顔を向けてしまい、不思議そうにされてしまう。

「羽京おはようなんだよ！A朝からランニングって言う運動してたんだよ」
「そうなんだ、珍しいね」

やめて！！絶対に嘘だって羽京さんにはバレるから！！
朝ごはんに誘われ、咄嗟にスイカちゃんを後ろから抱き上げる。

「〝三人〟で朝ごはん食べに行きましょ！！」

スイカちゃんを羽京さんを避けるために利用してしまった…

レストランでも羽京さんとボクの間にスイカちゃんを座らせて羽京さんと距離を取る。

「おっはー、今日はスイカちゃん2人とごはん？」
「そうなんだよ！」

テーブルでコハクさん達と食べることの多いスイカちゃんはカウンターに座るのは初めてだと喜ぶ。

「イス高いからねぇ」

はしゃいで落ちないようにね、とゲンさんは眠たそうにあくびをしながら千空さんの隣に座る。

「今日スイカはね！森にサガラとチョークとトリュフ探しするんだよ」
「サガラさん？」
「昨日お友達になった猪なんだよ！」
「イノシシもブタと一緒でトリュフ探しできるんですね」
「あんまり遠くまで行ったらダメだよ」
「うん！気をつけるんだよ」

スイカちゃんを中心に三人で話してると親子みたいだとゲンさんに言われ飲んでた水を詰まらせ咳き込んでしまう。

「Aだ、大丈夫！？」

わざわざ羽京さんはボクのところまで来て背中をさすってくれる。

「A顔真っ赤なんだよ…」

言わないで下さい…
昨日のことを思い出して羽京さんとの近さに戸惑ってるんです…！！！！

「すみません…もう大丈夫です」

やばい…全然大丈夫じゃない…。