言葉 ページ22
「パパフローラのこと話してた！？」
『娘にっ…あった時…伝えてくれないか……』
だんだん小さくなる呼吸の音…
「コクッ」
「フローラの事をなんて言ってた！？好きって言ってた？」
『愛していると…大好きだと…すまないと…』
だんだん小さくなる心音……
「…コクッ」
「自慢の娘だって言ってた！？」
『とても可愛い…優しい自慢の娘でね…フローラというんだ…』
だんだん小さくなる声……
「コクッ」
「っーー…パパはママのこと見つけてた！？」
『ここにこれば…妻に会えると……思って…娘の顔を一目でも見せたくて…』
後悔の音…
「……フルフル」
「いつ帰ってくるか言ってた！？」
『あの子を一人にさせる…あぁ…妻と…約束をしたのにっ…私は本当にバカだ…』
悲しみの音…
「……」
『この手紙を…もし会えたなら…』
約束の音…
「ねぇ！パパ今なにしてる？最後にあったのはいつ？」
「…」
「パパ元気にしてる！？」
『もう一度…最後にっ…フローラに会いたい…妻に…フリルに会いたいっ…会いたい…』
「……」
一番嫌いな音…
『すまない…ダメな父親で…』
命が消える音…
「……」
「ねぇたら！」
「！！」
首を動かさない小さいヤツを強くフローラは揺さぶる。
「フローラやめなさい」
「パパは……死んでないよね」
「……」
黙り込む小さいヤツをモグラはジッと見つめ、おばあさんの持っている巾着を見て思い出したように「あぁ…あの毒で苦しんでた奴か」と呟いた。
「なに毒って…毒って何よ！！」
フローラがそう問いかけるがモグラの肩を小さいヤツが持って、言わない方がいいと言う様に首を横に振る。
「ちゃんと話してよ！！」
「……フルフル」
「言いなさいよ！！パパは死んでないよね！？」
「……」
「っーーー！！嘘よ！！嘘つき！！」
「フローラ、パパはママと同じで」
なにも言わない小さいヤツと最後の震えるおばあさんの言葉に、フローラは察してしまいポロポロと涙を流す。
「何で！！何で助けてくれなかったの！！パパの事何で助けてくれなかったのさ！！！ひどいわ！！私のパパを殺したのね！！」
ポカポカと小さいヤツとモグラにを叩くフローラに咄嗟におばあさんは止める。
「やめなさいフローラ！！」
「酷いわ！！酷い！！貴方達をなんて大っ嫌い！！！！パパを返してよ！！私の大好きなパパを！！」
「……」
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クリーム(プロフ) - 匿名さんさん» わーー！すごく嬉しいです(๑>◡<๑)良い作品を作れる様に頑張ります！！ (2023年3月21日 12時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
匿名さん(プロフ) - ああぁぁ小さいやつもスナフキンも超超かわいいです;;; 更新楽しみにしてます！⸜(> <⑉))⸝ (2023年3月21日 0時) (レス) @page1 id: 3945cd8343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キノコ | 作成日時：2023年3月20日 15時
