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後宮に女装をして侵入って事は…
嫁候補=………と
羽京はAがさっきの男や他の男にとんでもないことをされたのではと妄想を膨らませる咄嗟にAの両肩をつかむ。
「どこまでされたっ!?」
「へっ!?」
「どこ触られたのっ!?ここ以外へんな所噛まれたりしてない!?」
「は、はいっ…」
「変なことされてない!?」
そう言った瞬間Aの目が泳ぐので羽京がされたのかと気づき、顔を真っ青にさせる。
「羽京さんっ……」
自分の恋人を好き勝手に触られたのもとてつもなくムカつくが…
それよりもAが傷ついていないかの方が心配になり強く抱きしめる。
「………平気ですよ」
コハクや銀狼が助けてくれたと変な触ら方をして確かに嫌だったが、二人がいてくれたおかげで大丈夫だったと羽京に伝える。
「その時銀狼さん消毒だって言って体沢山叩いてくれて」
叩かれたことも驚いたけど、相手をバイ菌扱いする銀狼にあの時笑ってしまったとAはその時の話を楽しそうに話し、そんな銀狼は今は…と思い出してポタポタと勝手に涙が落ちてしまい焦る。
「す、すみません…」
「…とりあえずみんな所に行こう」
体力的にも精神的にもAが疲労困憊なのが分かり羽京は裸足のAを抱きかかえる。
「船まで運ぶから」
モズに抱かれ嫌だった事をかき消すようにAは珍しく羽京に恥ずかしと思いながらも素直に優しさを受け入れ、お姫様抱っこのまま運んでもらう。
「………」
同じように抱かれているのに、どうしてこうも違うのかとAは自分でも分かるほど安心し羽京に抱かれて幸せな気持ちでいっぱいになり頬を胸に擦り付けてしまう。
甘えたい…今はただ恋人に身を委ねたいとAは羽京の顔が見たくなり不意に顔を上げると、羽京が自分をガン見していて驚く。
「ご、ごめんっ。へんな目で見てたわけじゃあ…」
お互い顔を晒して気まずそうに言葉を詰まら沈黙が続く。
今の自分の格好をAはその言葉で思い出し、急に恥ずかしくなりもう一度羽京と顔を合わせられる勇気がなくなる。
「っ…」
少し露出の多い服を着ている恋人を可愛いからとマジマジと見るのは失礼だったなと、羽京は出来るだけ目を逸らしAに気を使う。
※いつかちゃんと描く…。
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ヌ(プロフ) - あんあんねこさん» あんたんねこさん!コメ気づかなくてすみません!!いつもありがとうございます!!あんあんねこさんもお身体にお気をつけて(T ^ T)❤️ (1月10日 13時) (レス) id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
あんあんねこ(プロフ) - 新しい絵、とっても素敵です!!!!この作品ほんと大好きです!!!鼻血もんですね😭最近寒いので体調気をつけてください!更新楽しみです〜〜🫶 (12月26日 0時) (レス) @page36 id: e4067c9f32 (このIDを非表示/違反報告)
ヌ(プロフ) - ねねさん» うわあああは、恥ずかしい!!一年前からっ!!ありがとうございますめちゃくちゃ修正してるのに!そんなずっと愛読してくれてるなんて…ありがとうございます泣 (12月21日 12時) (レス) id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 新しい絵が増えてる!!表紙絵とっても可愛いですね!クリームさんの作品は約1年ぐらい前に見させてもらっていて最近更新されているのがとっても嬉しいです! (12月21日 5時) (レス) @page1 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - greenさん» コメントありがとうございます!わー🥲とても嬉しいです!!お心遣いありがとうございます (6月2日 19時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリーム | 作成日時:2022年8月1日 18時