4 ページ4
「わっ!なんだこのカモメ!?!!」
スイカの被り物を持った敵にフウタは鋭い嘴で襲いかかり、マヌケなカモメと一緒にされた事で怒りさらに襲いかかる。
「うわあぁ!」
敵はフウタの攻撃に驚き持っていたスイカの被り物をラボカーへと投げ飛ばす。
「っー!」
飛んで入ってくる被り物をAはキャッチし、これ以上はフウタが危険だと怪我をする前にこちらに戻ってくる様にもう一度笛で指示を仰ぐ。
「逃がすな!あのバケモノを捕まえろ!」
Aは先程調合した粉を布に包み、火を付けて敵に投げる。
それと同時にスイカがまさかのラボカーを操縦し海にダイブさせAは振動に足元をふらつかせて尻餅をつきながら驚く。
「うあああぁ!!」
「めがあぁぁ!!しみるっ!!」
「なんだこの煙?!!」
「目が!!見えない!!」
甲板がAの作ったハッカ入りの硝酸カリウムと砂糖で作った煙幕に包まれ、近くにいた敵は目の不調を訴え戦闘不能になる。
もちろん体にも目にも害はないが…
慣れていない原始人からしたらメンソール入りの目薬をさした時と同じ刺激は恐怖でしかない。
宝島の警備がラボカーに集中したのを見て銀狼も煙幕に紛れ海に飛び込み脱出する。
そしてラボカーへとAに出された手を掴んで無事に銀狼も入り込む。
そしてA達はスイカの運転で無事に千空たちと合流に成功する。
「せんくぅううぅ!!」
「みなさん怪我はないですか!?」
ラボカーに入ってくる千空達に銀狼は安堵から涙しAは無事だったかと声をかける。
「やるじゃねぇかテメーら!!」
「!?」
スイカとAの頭にガシッと千空は手を置いて素直に褒めまくり、千空に褒められ慣れていないAは呆然として言葉を失う。
「怪我はないか!!Aスイカ!!」
心配するコハクの声にAは我に戻りコクリと頷く。
「ねぇ!千空!!コハクちゃん僕は!?」
誰にも褒められない銀狼は2人に自分の存在を知らせる様にそう叫ぶが、無視をされイジけるがAが銀狼に声をかける。
「ほんとに助かりました」
銀狼がいなければきっと上手くいかなかったとAはフウタにもお礼を言って銀狼がいてくれ良かったと伝えた。
「そ、そうでしょ!?」
それによくした銀狼はすぐに鼻を高くしていつものお調子者の癖を出すが、外が騒がしさに囲まれている事に気づき情けない声を出す。
「千空!!囲まれてるよ!!」
敵がラボカーの周りを包囲するが暗く煙幕もあり「妖術が使えるケダモノ」だと騒いでいた。
141人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヌ(プロフ) - あんあんねこさん» あんたんねこさん!コメ気づかなくてすみません!!いつもありがとうございます!!あんあんねこさんもお身体にお気をつけて(T ^ T)❤️ (1月10日 13時) (レス) id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
あんあんねこ(プロフ) - 新しい絵、とっても素敵です!!!!この作品ほんと大好きです!!!鼻血もんですね😭最近寒いので体調気をつけてください!更新楽しみです〜〜🫶 (12月26日 0時) (レス) @page36 id: e4067c9f32 (このIDを非表示/違反報告)
ヌ(プロフ) - ねねさん» うわあああは、恥ずかしい!!一年前からっ!!ありがとうございますめちゃくちゃ修正してるのに!そんなずっと愛読してくれてるなんて…ありがとうございます泣 (12月21日 12時) (レス) id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 新しい絵が増えてる!!表紙絵とっても可愛いですね!クリームさんの作品は約1年ぐらい前に見させてもらっていて最近更新されているのがとっても嬉しいです! (12月21日 5時) (レス) @page1 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - greenさん» コメントありがとうございます!わー🥲とても嬉しいです!!お心遣いありがとうございます (6月2日 19時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クリーム | 作成日時:2022年8月1日 18時