君の心臓の音【Dr.STONE】5

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「や、やるときはやる男だからさぁ僕」

やるときやれる人間は、少なからず何処かで努力をしてきた者だとAは銀狼に伝える。


「えへへ、そうかな」
「はいコハクさんも銀狼さんも心強いです」

人に感謝されることや褒められる事などあまりない銀狼は、真っ直ぐと自分を瞳に見てお礼を言ってくれるAに恥ずかしそうに笑う。


「次また、な、何かされそうになったら僕と…こ、コハクちゃんを呼んでくれたらいいから！」


コハクがいた方がAも安心でしょ？決して怖いとか人任せにしようと思ってないと言う銀狼にAは笑う。


「銀狼さんもボクを呼んでください。そのっ…戦いに不向きなので…ボクの方が頼りないですが」
「Aは頼りになるよ！！千空だって言ってたよ！Aがいんだ大丈夫だって！」


その千空の言葉を聞いて自分は少し安心したしと、銀狼は侵入する直前の事をAに話す。


「だから…そのっ…もし僕になんかあったら…た、助けてよ！！絶対！！」


いつもの銀狼だとAは笑って両手を掴む。

「はい、必ず助けます。そして一緒に金狼さんやみんなを助けましょう」


そうAが言うと、べ、別に僕はAみたいにお兄ちゃん大好きっ子じゃないけど…まぁ…とツンとしながらも銀狼は頷いた。

「A無事か！」
「コハクさん！はい！すみません…監視役を…」
「構わんそれより見つけたぞ、千空の父が残した宝とやらを」

これで復活液が無限に作れ仲間が助かるとAはいつ合流するかが問題だと話し合う。

「先程党首様の事であの人とお話ししたのですがーーー……


Aは得た情報を二人に伝え、外が静かになったのを確認し二人は決められた住処へと戻る。

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