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「あ、ああのっ!ワタシ!キリサメさんに呼んでこいって言われちゃって〜」
そう銀狼は泣きそうになりながらも、下手なりにアマリリスのあざとかわいいを真似する。
たまたまなのか本当の話だったのか、外で『モズは何処だ』とキリサメの呼ぶ声が部屋からでも聞こえると、軽々と窓から木にモズは飛び移る。
「急いで女の子食べるのは好きじゃないから」
「っーー…」
また明日ね、と言って行ってしまうモズに銀狼は助かったと安堵からため息を吐き腰を抜かし、その後ろでAも倒れる様に腰を下ろす。
「A大丈夫!?」
「す、すみません…安心して…」
モズの姿が見えなくなった途端Aに脱力感が襲い、その場に倒れるように座り込んでしまい銀狼を心配させてしまう。
「ボク監視役を担当で…コハクさんはっ…」
「コハクちゃんなら大丈夫、さっきラジコン?に宝物詰めたって…」
それよりもAが監視役として来ない事が心配だから様子を見て来てと頼まれたと銀狼は話す。
「そ、そうですか…良かった……」
「だ、大丈夫?」
モズに触れられた感覚まだ残っている太ももや手首にAはまだ力がうまく入らず、爪を立てて痛みで恐怖や感覚をかき消そうとするが、銀狼がそれに気づき手を掴んで止められる。
「何してるの!?だ、ダメだよ!!痛いでしょそんな事したら…」
掴んだからようやくAが震えている事に気づき銀狼はどうしたら良いのかと戸惑う。
「すみません…そのうち止まります…」
声も震えてるAに銀狼はAの体をホコリでもはらうようにパンパンと叩き驚かせる。
「えっ、えっえっ??」
「っ…げ、消毒的な!?嫌だよね…そりゃあ…」
知らない奴にベタベタ触られたらと銀狼は痛くない程度にパタパタとAの体を叩く。
「ごめん…もっと早く僕が助けてあげてたら…こんな嫌な思いさせずに済んだのに」
まだ震えているAの体を銀狼はどうしたら良いか分からず謝る。
「いえっ…銀狼さんが助けに来てくれたので間一髪助かりました」
銀狼も体が震えているとAは同じ様にパタパタと体を叩きお礼を言う。
「もし銀狼さんが来てくれなかったら、最終手段を使わざる終えませんでした」
「げっ…それって…」
Aが偽乳の間から出した小瓶を取り出すと、うんちマークが書かれあり、あの時の強烈な匂いを思い出して銀狼は咄嗟に距離を取る。
「割れない限り大丈夫ですよ」
臭さを思い出して震えが止まったとお互い笑い合う
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ヌ(プロフ) - あんあんねこさん» あんたんねこさん!コメ気づかなくてすみません!!いつもありがとうございます!!あんあんねこさんもお身体にお気をつけて(T ^ T)❤️ (1月10日 13時) (レス) id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
あんあんねこ(プロフ) - 新しい絵、とっても素敵です!!!!この作品ほんと大好きです!!!鼻血もんですね😭最近寒いので体調気をつけてください!更新楽しみです〜〜🫶 (12月26日 0時) (レス) @page36 id: e4067c9f32 (このIDを非表示/違反報告)
ヌ(プロフ) - ねねさん» うわあああは、恥ずかしい!!一年前からっ!!ありがとうございますめちゃくちゃ修正してるのに!そんなずっと愛読してくれてるなんて…ありがとうございます泣 (12月21日 12時) (レス) id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 新しい絵が増えてる!!表紙絵とっても可愛いですね!クリームさんの作品は約1年ぐらい前に見させてもらっていて最近更新されているのがとっても嬉しいです! (12月21日 5時) (レス) @page1 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - greenさん» コメントありがとうございます!わー🥲とても嬉しいです!!お心遣いありがとうございます (6月2日 19時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリーム | 作成日時:2022年8月1日 18時