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「んー、抵抗されると余計に興奮するんだよね」
「っ…」
最強の戦士にミジンコが力で勝てるわけもなく掴まれた腕は対抗してもピクリとも動かせない。
「初めは乗り気じゃあなかった子がさぁ、だんだんその気になるあの顔好きなんだよね」
「っーーー…」
そうなっていくところ見たいと耳元で言われ、やっと薄くなってた歯形の上からまた噛まれ体が跳ねる。
「ンッ!!」
ドロアを足元まで下され、お尻をゴツい硬い手に掴まれる。
「薄っ…触りがいはないけど、君みたいなちょっとでも本気で触ると壊れそうな子をメチャクチャにするの嫌いじゃないんだよね」
「っーー…」
腰を掴まれマジで壊れそうだと目をギラつかせるモズをAは睨み抵抗しようとするが、ピクリとも動けないほどに強く押さえつけられていた。
「もしかして怖い?大丈夫俺上手いから、安心しなよ。もっと優しくして欲しいならおねだりしたら優しくしてあげなくもないけど」
感じた事のない恐怖に全身に悪寒が走り背筋の震えが止まらない。
「このままだと激しめにするけど、大丈夫?」
「っ…」
怖くて声が出ない…
助けて…
嫌だ…
これ以上触られたくない…
コハクさん…ダメだ…
プラチナを手に入れてもらわないと…みんなが…
羽京さんがっ…
我慢しなきゃっ…
「どこから脱がそうかな」
みんなを助けるために…足止めのために…
「君どこまでした事とある?」
「うっ…」
羽京さんと名前を呼びそうになった時、ガシャンとガラスが割れた様な音が後宮に響きモズの手が止まる。
「あー…もぉ、何せっかくいいところなのに」
めんどくさそうにAから離れ、窓から騒がしい外を見てため息をモズはこぼす。
「騒がしっ…うーん、流石に行かないとあとでキリサメちゃんに怒られそうだけど…マジで今いいところだったから…ちょっとだけ」
「っーー…」
また自分に伸びてくる長い腕はまるで蛇の様で、睨まれたカエルの様にAはまた動けなくなる。
「タスケテ…」
声にもならない声で助けを求めると、窓から誰かが飛んで入ってくる。
「A!!」
「!?ぎ、ぎんろうさん…どうして…」
銀狼は目の前の最強の戦士モズと目を合わせると、怯えてながらもAの前に守る様に立つ。
「ん〜〜可愛い女の子二人も部屋にいんのに、様子見に行くとか超勿体ないね」
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ヌ(プロフ) - あんあんねこさん» あんたんねこさん!コメ気づかなくてすみません!!いつもありがとうございます!!あんあんねこさんもお身体にお気をつけて(T ^ T)❤️ (1月10日 13時) (レス) id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
あんあんねこ(プロフ) - 新しい絵、とっても素敵です!!!!この作品ほんと大好きです!!!鼻血もんですね😭最近寒いので体調気をつけてください!更新楽しみです〜〜🫶 (12月26日 0時) (レス) @page36 id: e4067c9f32 (このIDを非表示/違反報告)
ヌ(プロフ) - ねねさん» うわあああは、恥ずかしい!!一年前からっ!!ありがとうございますめちゃくちゃ修正してるのに!そんなずっと愛読してくれてるなんて…ありがとうございます泣 (12月21日 12時) (レス) id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 新しい絵が増えてる!!表紙絵とっても可愛いですね!クリームさんの作品は約1年ぐらい前に見させてもらっていて最近更新されているのがとっても嬉しいです! (12月21日 5時) (レス) @page1 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - greenさん» コメントありがとうございます!わー🥲とても嬉しいです!!お心遣いありがとうございます (6月2日 19時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリーム | 作成日時:2022年8月1日 18時