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羽京千空 ページ42

「クロムに電池差し入れたのは羽京テメーか」

「アハハッすごいな、さすがに早いね飲み込みが。あのままクロムを助けに来てたら君が死んでたからね」

優しさにお涙が出そうだと言ってクククと千空は笑う。

「勘違いしないで欲しい僕は君の味方じゃない」
「だろうな」

戦いを嫌うAが千空の仲間になってこの戦いに参加している理由が羽京は知りたかった。

本人からではなく…
どうやってその気にさせたのか仲間にしたのか知りたい。

「それなら最初からクロムを捕まえねぇ」
「僕も探り探りなんだ。君たちがどういう人間なのか知りたい、Aは君たちの事をとても信用している」

人と会う事すら恐れていたAの心をどう動かしたのか


「…あの子は純粋で優しい性格だから騙されやすい。もし君たちがあの子のその優しさに漬け込んで、それを踏み躙る様な事をしているなら…僕は君達を許せない」


ギュッとマイクを持つ手に力を入れて感情的になって英語で話してしまうけど…高校生に伝わってるか…


Aには席を外してもらっているし…
通訳してくれる様な人は他にいるのか…

「安心しろ、アイツと目指すものが一致してっから、たまたま協力してもらえただけだ」
「!!」

あの子が目指すもの…

「僕の予想が正しければ…君たちはこの状況でなお世界を…全人類を救おうとしてるのかい」


誰も殺さずに司を制圧するなんて…ほぼ不可能に近い。


「アイツは少なくとも科学武器(かくへいき)で殺された数より、多くの人間を科学で救おうとしてる」
「!!」

そんな狂気な目標を立てるなんて…凄いな…
それを実行するためにあの子が今…この子達と命をかけて行動してるのか…


「てめぇの条件はなんだ羽京」
「僕の条件は一つ、Aとの約束を破らないこと。もし破ったその時は…」
「クククッ問題ねぇ、お命でもなんでもくれてやる」


やっぱりそうだ…

「ありがとう…おかげで今、一つ確信したことがある」
「あん?」

Aがいないもう一度訪ねてから伝える。


「氷月が君達の村を攻めた時こう報告したんだ。手下達は千空の謀略で死んだってね。犯人は君じゃない…氷月だ」

司と氷月は同じ最強でも、まるで違う生き物だ。

約束→←言葉の壁



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クリーム(プロフ) - 天月 リーズさん» どのパスワードでしょうか!?ドクターストーンはただいま作成中でございますのでもうしばらくお待ちいただけると助かります!他の作品は…いつか…書き直して外しますのでお待ちください! (8月11日 21時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
天月 リーズ(プロフ) - パスワードを教えていただけますでしょうか。 (8月10日 9時) (レス) id: 3a5ca4d55b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリーム | 作成日時:2022年7月1日 18時

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