憧れ ページ5
「憧れの人です。弓もその人に教えてもらった事があって…またいつか会えた時に上手くなってると驚かせたいんです」
きっとAはその人に褒めてもらいたいんだよ!
「でも………」
「?」
Aが目を向けた場所をよく見ると、丸が描いた板が木にぶら下がって、その周りには沢山矢が落ちていて一つも的に当たってないんだよ。
「Aすっごく下手なんだよ!?」
「うっ…毎晩練習してるんですが…」
肩を落として「才能がない」とAは落ち込むんだよ。
「沢山練習すれば大丈夫なんだよ!スイカお手伝いするんだよ!」
「ありがとうございます。でも危ないから…気持ちだけ」
教えてくれた人にがっかりされてしまうと苦笑いでAが言うので手をギュッと握る。
「Aの憧れの人きっとこれ見ても沢山褒めてくれるんだよ!!」
そう言うとAは月の光を沢山瞳に入れて目をキラキラさせる。
「…ふふっ、スイカさんは向日葵みたいですね、憧れます」
「えっ…スイカが…憧れ?ひまわり?」
ひまわりはすごく大きくて黄色くて太陽みたいで元気な感じなんだよ
「スイカさんはいつも頑張っていて、誰かのために一生懸命で…尊敬します」
「Aも頑張ってるんだよ!」
「ボクはなにも…でも、スイカさんといるとみんな笑ってますよ」
「そんな事と言われた事ないんだよ?」
「ボクが今笑ってるのはスイカさんのおかげですよ」
スイカがみんなを笑顔にっ…?
Aがこんな風に笑ってるところ見たことなくて…スイカのおかげなのかと思ったら嬉しくなるんだよ!
「スイカもAが笑ってるところ見てると嬉しいんだよ!だからAもひまわりなんだよ!」
自分には似合わないなと苦笑いを浮かべる。
「だったらスイカがAに似合う花探してあげるだよ!」
「えっ?…ハハハっ、あるかなそうな花っ…」
「あるんだよ!Aは目がキラキラですごく綺麗で!優しくて、いい匂いのする花が似合うんだよ!スイカが探してあげるんだよ!」
そうスイカが話すとまた笑ってくれて、無理はしないでくださいね。と言われる。
「絶対見つけるんだよ!」
「スイカさんは優しいですね」
「スイカはAといると嬉しい気持ちになるんだよ」
「そんなこと言われた事ないな…嬉しいです。喉が渇いたんですよね…待ってくださいね」
「?」
生水は危ないからと川の水は加熱してから飲みなさいと教えてくれたり…パートナーのフウタを触らせてくれたり、医学の事を沢山話をしてもらう。
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クリーム(プロフ) - 天月 リーズさん» どのパスワードでしょうか!?ドクターストーンはただいま作成中でございますのでもうしばらくお待ちいただけると助かります!他の作品は…いつか…書き直して外しますのでお待ちください! (8月11日 21時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
天月 リーズ(プロフ) - パスワードを教えていただけますでしょうか。 (8月10日 9時) (レス) id: 3a5ca4d55b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリーム | 作成日時:2022年7月1日 18時