対戦 ページ31
三人の後を追うように走ると、後から小さい足音も付いてくるが灯は見えない。
この暗さでどうやって僕を追って来てるんだ…
仲間を追ってるにしろ…この暗さなら見えないはずだ。
それか逸れた時の集まる場所がこの先にあるのか…
この暗さで僕の行動が把握できるわけがない。
相手も相当耳がいいか…目が暗闇に特化している子でないと…
攻撃を仕掛けてこないが警戒しながらも、男3人に矢が当たらない様にしながら、枯れ木が生い茂っている場所へと誘導する。
「追い詰めたのはいいけど…どうしようかな…」
降参してくれないだろうか…
一人でも取り押さえられたらAや千空のことを聞き出せるのに…
人数的にも仲間を呼びにいくのが適切だろうが…
「…A」
氷月達は千空に仲間を三人殺されたと言っていた。
Aが千空達の仲間なら絶対に殺させないはず…
Aが知らない間に千空が約束を破り殺した可能性も…
Aが心配だ…脅されたり…利用されていないだろうか…弱みを握られて無理に仲間にされた可能性も考えられる。
一方その頃Aは…
「ど、どうしよう…」
羽京にバレてしまい咄嗟に足音を立て自分の方へと引き寄せようとしたが…。
あからさま過ぎ、こちらには見向きもせずにゲン達を追いかける羽京に戸惑いながらも必死に追いかける。
ゲンが捕まってしまえばリリアン電話作戦が出来なくなる。
「ゲンさんだけでも絶対逃さないと…でも…」
枯れ木が生い茂ってる場所にゲン達が誘導されている事にAは気づきどう逃せばいいのだと頭を抱える。
羽京の放たれる矢は殺すどころか人を傷つけようともしてない。
きっと降参させようとしているのだろう。
それでも…ゲンが捕まってしまったら無血開城作戦ができなくなる。
「事情を説明したら逃してくれるかなっ…」
�狢圓辰討い覘瓩判颪�れた布をAは握りしめる。
羽京一人とは限らない…もし他にも仲間がいたら…
もし羽京が自分達をワザと逃したとバレたら…司帝国の人に殺される可能性がある。
「ど、どうしたら…」
戦うしかないのか…それは絶対にさけたい。
岩と岩の間に身を潜めてる自分の存在にはまだ気づいていない羽京にAはスリングショットを向ける。
「っ…」
ただの布の中に砂を入れた砂玉だが、当たればそれなりの衝撃はある。
もし打ちどころが悪かったら…もし…狙ったところが外れ目などに当たってしまえば失明してしまう。
絶対的自信はないむしろ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クリーム(プロフ) - 天月 リーズさん» どのパスワードでしょうか！？ドクターストーンはただいま作成中でございますのでもうしばらくお待ちいただけると助かります！他の作品は…いつか…書き直して外しますのでお待ちください！ (8月11日 21時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
天月 リーズ(プロフ) - パスワードを教えていただけますでしょうか。 (8月10日 9時) (レス) id: 3a5ca4d55b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クリーム | 作成日時：2022年7月1日 18時
